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山本尚貴、ついに手にしたナカジマレーシングでの初勝利。雨もなんのその、完璧なポールトゥウィン|SF第7戦もてぎ

スーパーフォーミュラ第7戦もてぎの決勝レースが行なわれ、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が勝利を収めた。

Naoki Yamamoto, TCS NAKAJIMA RACING

写真:: Masahide Kamio

 モビリティリゾートもてぎで行なわれているスーパーフォーミュラ第7戦・第8戦。8月20日(土)午後には第7戦の決勝レースが行なわれ、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が優勝した。

 全10戦で争われる2022年のスーパーフォーミュラは、残すところ2大会4レースとなった。第7戦・第8戦の舞台は今年春に改称したモビリティリゾートもてぎ。ポイントリーダーの野尻智紀(TEAM MUGEN)がタイトルを確定させるのか、はたまたライバルの平川亮(carenex TEAM IMPUL)、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が一気にその差を詰めるのか、注目される中で今大会を迎えた。

 予選でポールポジションを獲得したのは山本。TCS NAKAJIMA RACINGに移籍後初のポールポジションとなった。2番グリッドにはフェネストラズが続き、野尻は手堅く4番グリッドを確保。平川は予選で苦戦し13番グリッドからのスタートとなった。

 14時30分の決勝スタートを前に昼頃から小雨が降っていたため、天候が心配されていたものの、スタート進行が始まっても雨は大勢に影響を与えないレベル……かに思われたが、スタート15分前から雨脚が強まり、本降りとなったことでウエット宣言が出された。しばらく様子を見ていた各陣営だったが、スタート10分前あたりから皆ウエットタイヤへの交換を決断。カウルを開け、慌ただしくセッティング変更を行なっていた。

各陣営、雨が強まったのを見てウエットタイヤに交換

各陣営、雨が強まったのを見てウエットタイヤに交換

Photo by: Motorsport.com / Japan

 37周のレースは3周のセーフティカー先導の後、4周目からスタート。ウォータースクリーンをあげながら、山本がトップで1コーナーを抜けた。

 レース序盤は上位陣がグリッド順で続き、トップ7はポジションチェンジもなくこう着状態が続く展開。山本は13周を消化した時点、つまりセーフティカーラン解除から10周経った時点で2番手フェネストラズに対して5.5秒のマージンを築いた。

 そんな中、3番手を走る大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)がスローダウン。15周目のホームストレートでがくんと車速が落ちてスロー走行となり、後方を走る宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が間一髪のところで追突を免れるというヒヤッとするシーンもあった。大湯は程なくしてペースを取り戻したものの、その後一旦ガレージイン。作業を行なった後、最後尾でレースに復帰した。

 これで野尻が3番手に浮上したが、彼はここで一気にギヤを上げ、前を走る山本、フェネストラズを大きく上回るペースで周回。一度はフェネストラズとテールトゥノーズの状態となったが、ミスがあったのか、はたまた戦略的な意図があるのか、2台のギャップは2秒前後に開いた。

 残り10周、平川がビクトリーコーナーでコースオフしてストップ。タイトルを争う平川にとっては手痛いノーポイントとなった。このマシンを回収するためにセーフティカーが出され、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)ら下位を走るマシンの一部はこのタイミングで新しいウエットタイヤに交換した。

 残り7周でリスタートが切られたが、山本はトップをキープ。フェネストラズに対して安全なマージンをキープし、最終的には5.3秒の差をつけてトップでチェッカーを受けた。国内トップフォーミュラで3度の王者に輝きながら、2021年のNAKAJIMA RACING移籍後は上位を争えないレースが続いていた山本。突然の雨にも動じず、ベテランの経験が光る冷静な走りで勝利を手繰り寄せた。

 2位はフェネストラズ、3位は野尻。野尻は獲得ポイントを104に乗せてランキングトップは変わらず、フェネストラズが74ポイントでランキング2番手に浮上、ノーポイントに終わった平川(64ポイント)がランキング3番手に後退した。

 
 
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