スーパーGT 第6戦:オートポリス
【スーパーGT】38号車ZENT、怒涛のごぼう抜きで2位! 残り2戦での勝利目指す石浦宏明「今後に繋がる結果」
スーパーGT第6戦で2位に入った38号車ZENT CERUMO GR Supraの石浦宏明は、今回の結果が今後のレースに繋がるものになったと考えている。
戎井健一郎
編集: 2021/10/26 10:05
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

オートポリスで行なわれたスーパーGT第6戦で2位に入ったのは、38号車ZENT CERUMO GR Supraだった。予選10番手、そして決勝で5秒のペナルティストップを受けたことを考えれば、出来過ぎと言っても良い結果だろう。
38号車は立川祐路がスタートドライバーを担当し、オープニングラップに10番手から8番手にポジションアップ。38号車と同じくエンジン交換による5秒ストップペナルティが科せられていた14号車ENEOS X PRIME GR Supra、37号車KeePer TOM'S GR Supraが立て続けにピットインしたことで6番手に上がると、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraをオーバーテイクして5番手に浮上するなど、快調な走りを見せていた。
その後38号車もペナルティストップを行なったことでクラス最後尾付近まで下がるが、その後2度セーフティカーが出されたことで、ペナルティによる影響を最小限に抑えることができた。65周のレースの28周目に石浦宏明へとドライバー交代した時点で、38号車は14番手。しかしここからの追い上げが凄まじかった。
38号車石浦は1台、また1台と料理していくと、41周目には9番手、47周目には6番手と、みるみる順位を上げていった。そして53周目には、ペースが落ちた64号車Modulo NSX-GTを先頭とする4台の集団に追い付き、64号車、1号車STANLEY NSX-GT、23号車MOTUL AUTECH GT-R、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの順にあれよあれよという間に攻略。55周目に2番手となり、そのまま2位でフィニッシュした。
今季ベストリザルトを手にした38号車。もちろんこの結果にはセーフティカーの妙や、2番手を争った39号車がトラブルを抱えていたことなど、様々な要因が絡んではいるが、隊列の最後尾から10台以上をごぼう抜きした石浦のパフォーマンスは圧巻であった。彼曰く、決勝に向けたタイヤ選択がうまくいったことが要因だという。
「前日の段階から、あえて決勝で安定して走れるタイヤを選んでいたので、そのタイヤにクルマをしっかり合わせ込めていたのが良かったと思います。(レース中は)ピックアップも起きてはいましたが、周りのチームよりは少なかったと思います」
石浦はレース後にそう語った。予選Q1でステアリングを握り10番手に終わった石浦は、決勝重視のタイヤ選択をしたとはいえQ1を通過できなかったことには悔しさがあったものの、決勝を見据えた戦いができたことには満足感を示した。
「予選で前に行こうと思ったら、別のタイヤを選ぶこともできました。ただ、オートポリスでは決勝のペースが良いと予選順位に関係なく上がっていけるという部分があるので、しっかりと決勝を見据えた戦い方ができたと思います」
チームとして2年ぶりの勝利を目指す38号車。今季はここまで難しいレースが続いてきたが、マシンのフィーリングにも手応えがあるため、この結果を弾みにして残り2戦で優勝を目指したいと石浦は結んだ。
「(今回の結果には)ハンデが軽かったことも要因にあると思います。ただ、今シーズンは徐々にクルマのフィーリングも良くなってきているので、今後に繋がる結果だと思います。今季まだ優勝できていないので、残り2戦に向けて優勝目指して頑張ります」
Read Also:
- 【スーパーGT】39号車SARD、トラブルを抱えながらも粘りの5位「優勝争いがしたかった」
- 無線交信が完全公開されるスーパーフォーミュラ、F1のような“高度な心理戦”が展開される?
- 【スーパーGT】勝てる自信しかなかった……ホイール脱落でリタイアの16号車大湯、コースサイドで悔しさあらわ
- 石浦宏明、鈴木亜久里とコース上で20年ぶりの“遭遇”。F1夢見る少年時代の気持ちを思い出した?
- スーパーGT第6戦オートポリス決勝レポート(GT300):31号車プリウスが独走でポール・トゥ・ウィン
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 【スーパーGT】39号車SARD、トラブルを抱えながらも粘りの5位「優勝争いがしたかった」
次の記事 【スーパーGT】23号車NISMO、3位表彰台も“悔しすぎる”レースに。ミシュランタイヤの進歩には確かな手応え
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
戎井健一郎

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 7 日前
グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」
WEC
WEC
Fuji
8 日前
次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ
スーパーGT
スーパーGT
第6戦:SUGO
14 日前
DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

More from
石浦 宏明

石浦宏明、今季限りでスーパーGT・GT500から退くと発表「自分の中でひとつの区切りをつける時」……18シーズンに渡り活躍
スーパーGT
スーパーGT 2025/07/25
石浦宏明、今季限りでスーパーGT・GT500から退くと発表「自分の中でひとつの区切りをつける時」……18シーズンに渡り活躍

【スーパーGT】またしてもトラブルに見舞われた38号車ZENT。石浦宏明「スロットルがバチンと閉じる感触が」
スーパーGT
スーパーGT
第4戦:富士
2022/08/10
【スーパーGT】またしてもトラブルに見舞われた38号車ZENT。石浦宏明「スロットルがバチンと閉じる感触が」

石浦宏明、鈴木亜久里とコース上で20年ぶりの“遭遇”。F1夢見る少年時代の気持ちを思い出した?
General
General 2021/10/19
石浦宏明、鈴木亜久里とコース上で20年ぶりの“遭遇”。F1夢見る少年時代の気持ちを思い出した?
最新ニュース

復帰戦でポイント獲得ビニャーレス、肩完治を実感「あとはバイクに乗って鍛えられる筋力かな」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
6 時間前
復帰戦でポイント獲得ビニャーレス、肩完治を実感「あとはバイクに乗って鍛えられる筋力かな」

アストンマーティン・ホンダ、シンガポールで連続入賞なるか? 折原GM「ドライバーが自信を持って攻められるようにすることが重要」
F1
F1 F1 7 時間前
アストンマーティン・ホンダ、シンガポールで連続入賞なるか? 折原GM「ドライバーが自信を持って攻められるようにすることが重要」

アレイシ・エスパルガロ、インドネシアGP参戦へ。体調不良で欠場のジョアン・ミル代役
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
7 時間前
アレイシ・エスパルガロ、インドネシアGP参戦へ。体調不良で欠場のジョアン・ミル代役

冷却ベスト開発にリソースを割きたくないF1チーム……その現状にラッセルが問題提起。一方不要派フェルスタッペンは一蹴「騒ぎすぎ。サウナ行こ!」
F1
F1 F1
バーレーンGP
8 時間前
冷却ベスト開発にリソースを割きたくないF1チーム……その現状にラッセルが問題提起。一方不要派フェルスタッペンは一蹴「騒ぎすぎ。サウナ行こ!」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録