スーパーGT第3戦鈴鹿予選:GT300クラスは61号車BRZの山内が6回目のポールポジションを獲得
2021年スーパーGT第3戦鈴鹿の予選が行なわれ、61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTがGT300クラスのポールポジションを獲得した。
写真:: Masahide Kamio
2021年スーパーGTシリーズ4戦目となる第3戦の公式予選が、8月21日に鈴鹿サーキットにおいて行なわれ、GT300クラスは61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が今季2回目のポールポジションを獲得した。
曇天の鈴鹿は、予選直前まで時おり雨がポツポツ落ちていた。セッションが始まった時点ではコースはウェットパッチが所々に残っていたが、ラインはほぼドライコンディションとなった。気温27℃、路面温度31℃とこの時期としては非常に低い中、14時30分にQ1が始まった。
この公式予選Q1は、参加29台をチームランキングによりA組15台、B組14台と2つに区分。ここで各組8台ずつが勝ち残ってQ2に進出を決め、Q2への進出がならなかった13台はグリッドが確定した。サクセスウェイトを多く搭載しているポイントランキング1〜4番手はこの時点でQ2への進出がかなわなかった。
16台が出走したQ2は、15時23分から10分間行なわれた。残り4分を切ったところでA組をトップで通過した61号車BRZの山内が1分57秒322というこの日のトップタイムをマーク。直後にB組トップ通過の244号車たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威)の三宅が1分57秒875で2番手につけた。しかし残り1分を切って、鈴鹿を得意としウェイト未搭載である5号車マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号(平木湧也/平木玲次)の平木湧也が、1分57秒821をマークして2台の間に割り入った。その後は1分57秒台を記録する車両はなく、61号車BRZの山内が第2戦富士に続き今季2回目、通算6回目のポールポジションを獲得。フロントロウに5号車86が並ぶこととなった。
また前回優勝して63kgのウェイトを積むランキング5番手の2号車muta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平)が健闘しブリヂストンタイヤ勢トップの7番手につけた。
「ダンロップタイヤ、チームのおかげでポールポジションを獲れ感謝しています。走っていて楽しかった。Q1でトップだった井口選手のコメントが的確でとても乗りやすいクルマに仕上がっていました。明日(雨予報)のことはこれから考えます」と山内。「決勝では課題がありますし、まだ不安もありますが、今日は晴れやかな気持ちです」と井口も笑顔を見せた。
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