スーパーGT第7戦もてぎ決勝レポート(GT500):最終周でカルソニックGT-Rにまさかのガス欠! ARTA NSXが連勝飾る
スーパーGT第7戦もてぎの決勝レースが行なわれ、8号車ARTA NSX-GTが優勝を飾った。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGTシリーズ第7戦の決勝レースが11月7日にツインリンクもてぎで行なわれ、ファイナルラップの大逆転で8号車ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が連勝。ポイントリーダーと5点差のランキング2番手につけた。
朝早くから1万2000人のファンが詰めかけたもてぎは、前日同様晴天に恵まれた。300km、63周の決勝レースは13時6分にスタート。2コーナーで3番手スタートの8号車NSXの福住が2番手に順位を上げるも、4コーナーまでに4番手スタートの12号車カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)の松下が2番手を奪うという、序盤から激しいバトルに。また7番手スタートの23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリがコースアウトを喫し、12番手まで順位を落とした。
ポールスタートの19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)の国本は、12号車GT-Rに詰め寄られながらもトップを死守。この2台を8号車NSXが追う展開となった。11周目の3〜4コーナーでは混戦の中で接触事故も起き、11番手争いをしていた38号車ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)がスピン、8番手を走行していた3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)はリヤカウルを壊してピットインを余儀なくされた。
11周目から16周目にかけてコース上に散らばったパーツの回収などのために2度FCY(フルコースイエロー)が発令となったが、解除となるとトップの2台はテール・トゥ・ノーズのバトルとなり後続を引き離していった。21周目の3コーナーのブレーキングでついに12号車GT-Rがトップを奪取。そして23周で12号車GT-Rと3番手の8号車NSXが早めのピットイン。次の周で19号車スープラもピットインすると、まだルーティーンピットを済ませていない車両を除くと、12号車GT-R、8号車NSX、19号車スープラの順になっていた。
31周で全車がピット作業を済ませると、トップを走る12号車GT-Rの平峰は2番手の8号車NSXの野尻に2.9秒差をつけていたが、37周目には4.4秒差まで広がった。しかしここから野尻がジワジワと追い上げ、47周目には1.000秒の差に縮まった。さらに終盤の58周目には0.140秒差とほとんど並ぶようなバトルとなったが、平峰がこれを押さえ込み、迎えたファイナルラップ。平峰が2コーナーから3コーナーへのストレートで失速。ガス欠だった。
これでトップに立った野尻が前戦のオートポリスに続き連勝しポイントランキング2番手へ。ポイントリーダーの1号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)は12位でノーポイントに終わったこともあり、2台の差は5点差で最終戦を迎えることになった。2位は19号車スープラで、12号車GT-Rは何とか3位でゴールした。
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