スーパーGT 第3戦:鈴鹿

【スーパーGT】今季初優勝の新型Z、性能目標は“ほぼ達成”。日産は開幕3戦の戦いぶりに大きな手応え

今季からスーパーGTに新型Zを投入してきた日産陣営は、岡山、富士、鈴鹿での3レースを終えて、マシンのハード面での性能はほぼ目標値に達していると述べた。

戎井健一郎 Jamie Klein

公開日時: 2022/06/02 10:47

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z

 今シーズン、長らく使用してきたGT-Rから新型Zをベースとした車両にスイッチしたスーパーGTの日産陣営。Zでの初勝利は、デビュー3戦目となった5月の鈴鹿戦で達成された。

 Zは開幕当初から印象的なパフォーマンスを見せていた。開幕戦岡山では9番手スタートの23号車MOTUL AUTECH Zが6ポジションアップの3位、14番手スタートの3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zが9ポジションアップの5位に入るなど、レースでのミシュランタイヤの性能も相まって上位に食い込んだ。第2戦富士では3号車の大クラッシュというショッキングなシーンがあったが、3号車はそれまで優勝争いを展開しており、Zが富士で見せたストレートスピードの速さにはライバルも警戒感を強めていた。

 そんな中で迎えた第3戦鈴鹿。文字通り主役となったのは3号車だった。予選ではQ1で千代勝正がトップタイムをマーク。Q2を担当した高星明誠も、マイナートラブルによりほとんど練習走行を走れていない状況ながら3番手タイムをマークした。そして決勝では千代がオープニングラップで気迫の2台抜きを披露してトップに立つと、それを受け継いだ高星も安定した走りを見せて見事トップでチェッカーを受けた。

 日産系チームの総監督を務める松村基宏も、この3号車の活躍には感銘を受けた様子。motorsport.comに対して次のように語った。

「今日は完璧でした」

「特に今回のような暑いコンディションでは、(Q1の千代のように)コースレコードを更新するのは難しいと思っていました。高星選手も、練習走行での走行時間が限られてしまい、ニュータイヤを試せていなかったにもかかわらず、Q2で1分44秒4を記録してくれました。ましてや(シャシー交換した)このマシンはシェイクダウンをしたばかりだったのにです。チームが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて嬉しく思います」

 また松村総監督は、ここまでZと先代のGT-Rのパフォーマンスを比べるような発言を控えてきたものの、岡山、富士、鈴鹿という異なる特性のサーキットでの開幕3戦を終えて、Zのパフォーマンスに確かな手応えを感じているようだ。

「岡山、富士(のデータ)だけでなく、鈴鹿(のデータ)もKPI(=目標達成における重要な評価指数)という点で必要でした。空力バランスという点でも、求められるものはそれぞれかなり違いますからね」

「我々は鈴鹿戦を終えるまで、(先代のGT-Rと比較しての)パフォーマンスの進化について明確に言及することはありませんでした。今回のリザルトは、ひとえに3号車の皆さんがセットアップ、タイヤ、空力も含めて完璧な仕事をしてくれたからこその結果ですが、ハードウェアのパフォーマンスという点では、ほぼ目標値に達していると言えます」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 【パドック情報まとめ出し】星野一義、話題のルーキー大草に「ジャニーズ行け!」、元MotoGPライダーも来日:スーパーGT第3戦鈴鹿

次の記事 61号車スバル、第3戦は12位ノーポイント。中団での戦い強いられ「BRZのメリットが消された」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

戎井健一郎



SFライツ参戦終了のトムス、次なる野望にFIA F3、FIA F2を挙げる「ワールドスタンダードなレース活動をしたい」

SFライツ

SFライツ 1 日前

SFライツ参戦終了のトムス、次なる野望にFIA F3、FIA F2を挙げる「ワールドスタンダードなレース活動をしたい」



スーパーフォーミュラの“秘密の花園”、パートナーラウンジに潜入! そこにあるのは優雅な観戦体験だけじゃない……ビジネスチャンスも満載

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ 2 日前

スーパーフォーミュラの“秘密の花園”、パートナーラウンジに潜入! そこにあるのは優雅な観戦体験だけじゃない……ビジネスチャンスも満載



中村紀庵ベルタがFIA F3ポストシーズンテストで初日トップタイム記録。中村仁はプレマから参加……日本勢は計4人

FIA F3

FIA F3 2 日前

中村紀庵ベルタがFIA F3ポストシーズンテストで初日トップタイム記録。中村仁はプレマから参加……日本勢は計4人

最新ニュース



バルセロナでのインディカーレースが正式に決定。2007年以来初のヨーロッパでのインディカー開催に

IndyCar

Indy IndyCar 1 時間前

バルセロナでのインディカーレースが正式に決定。2007年以来初のヨーロッパでのインディカー開催に



ホンダPUがシンガポールGPで期待外れに終わった原因はターボラグ。折原エンジニア「制御に苦しみ、加速が不安定に」

F1

F1 F1

アメリカGP

5 時間前

ホンダPUがシンガポールGPで期待外れに終わった原因はターボラグ。折原エンジニア「制御に苦しみ、加速が不安定に」



マルティン「ドゥカティ走りからアプリリアへ適応が必要だった」オーストラリア初日陣営最下位の理由

MotoGP

MGP MotoGP

オーストラリアGP

5 時間前

マルティン「ドゥカティ走りからアプリリアへ適応が必要だった」オーストラリア初日陣営最下位の理由



ドゥカティ、アプリリアのチームオーダー発令に関心なし「好きなようにすればいい」

MotoGP

MGP MotoGP

オーストラリアGP

6 時間前

ドゥカティ、アプリリアのチームオーダー発令に関心なし「好きなようにすればいい」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録