ポイントリーダーの千代勝正、Q1敗退も決勝に自信をのぞかせる「予選順位はそれほど重要ではない」|スーパーGT第7戦
スーパーGT第7戦の予選でQ1敗退に終わった3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z。しかし千代勝正は、決勝に向けてガッカリしていない様子だ。
写真:: Masahide Kamio
前戦のSUGOでワンツーフィニッシュを遂げ、ウェットコンディションでのミシュランタイヤの威力を見せつけたNISMOの2台のZ。その印象が強かっただけに、今回の予選では3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zも23号車MOTUL AUTECH ZもQ1敗退となり『おや?』と思ったファンも多かっただろう。(3号車はポイントリーダーとしてランキング2番手の12号車カルソニック IMPUL Z同様燃料流量リストリクターを装着しており、その影響ももちろん考慮しなければならないが)
3号車は朝の公式練習で、GT500の専有走行開始早々、ジェットコースターストレート先のイン側に車両を停めエンジンも切れてしまいヒヤリとさせた。これは千代勝正の走行中にフロントウィンドウにあるドライバー名や順位を表示するディスプレイがショートして、煙が出たため。煙の原因はエンジンかもしれないと判断した千代はすぐに車両を停止させた。ディスプレイは交換したが、他には問題ないということだった。
#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z
Photo by: Masahide Kamio
今回の予選前に千代は「Q1通過は難しいかもしれません」と話しており、その通りになった(高星明誠が13位)。ただ予選終了後に話を聞くと、彼はがっかりしている表情もなく、既に気持ちは明日の決勝に向けて切り替えているようだった。
「オートポリスでは年に一度しかレースはありませんし、ミシュランタイヤはテストもやれていません。ですからタイヤの性能的には去年から大きく変わった部分はないんですが、去年も予選はきつかった(15番手)ですね」
「(燃料リストリクター装着ということで)ピークのパワーロスという意味では(ライバル勢に)負けていますが、このオートポリスはみんなデグラデーションに苦労する中で(自分たちは)決勝に向けて少し自信を持っています」
「オートポリスでのレースは、タイヤに頑張ってもらうというレースなのでロングランの戦いになります。ですから予選順位はそれほど重要ではないということです。明日の周りのペースと自分たちのペースがどう違って、どういう位置関係でどれだけ抜いて来れるかということで、去年も15番手でスタートして4位でゴールしているので、チャンスは十分にあると思うし、ミシュランの強みを十分に活かして戦うつもりです」
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