スーパーGT 第7戦:オートポリス

ホンダ勢2台のアンダーカットを許し、勝利を逃した24号車リアライズ。要因となった陣営の“誤算”|スーパーGT第7戦

スーパーGT第7戦オートポリスで3位に終わった24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z。レースペースが良かっただけに、ピットインのタイミングが遅れたことを悔やんでいるようだ。

戎井健一郎

公開日時: 2022/10/02 10:53

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

 オートポリスで行なわれた2022年のスーパーGT第7戦。ポールポジションからスタートした24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zは3位に終わった。

 2016年の第3戦もてぎ以来、GT500での優勝から遠ざかっているKONDO RACING。このレースはヨコハマタイヤにとっても最後のGT500優勝となっているが、今回のレースは両者にとっての久々の優勝に向けて、順調に展開されていた。

 佐々木大樹がドライブする24号車は、20周を走った時点で2番手を走る100号車STANLEY NSX-GTに対して約4秒、3番手を走る17号車Astemo NSX-GTらに対して9秒のリードを築いていた。そして22周目終了時、いわゆる“ミニマム”(最低周回数)で100号車がピットインしてドライバー交代を行なうと、翌周には17号車もピットイン。しかし24号車はその後数周に渡ってステイアウトを続けた。

 17号車から遅れること4周、24号車は27周終了時にピットインしたが、コースに復帰する際に17号車、100号車の両方に先行を許してしまった。いわゆる“アンダーカット”された格好だ。

「そこはうちが失敗したところです」と語るのは、24号車を担当する村田卓児エンジニア。本来は100号車と17号車に反応する形ですぐにピットインするべきだったものの、その作戦を採らなかった理由がいくつかあるという。そしてそれらは、結果的に“誤算”になってしまったという訳だ。

「(100号車、17号車と)一緒に動けば良かったのですが、正直タイヤを信用しきれていない部分がありました。今回はピックアップが問題になってくることを想定していたので、あの早いタイミングで動いたら、後半どうなってしまうか分からない、と思っていました」

「そして300(GT300クラス車両)との絡みを見ても、(合流時のトラフィックは)もう少しでクリアになりそうでした。100号車と同じタイミングで入った場合、300に引っかかってしまうと思っていましたが、実際は300もけっこうバラけて17号車も100号車もクリアなところで走れていたのも想定外でした」

「あとは、ピットインした500クラスのクルマが自分たちの前に入ってしまいました。そこでのペースのロスも大きかったです」

「そしてそのロスを見て、腹を括ってピットに入れようと思ったのですが、無線通信がうまくいかず(佐々木をピットに呼び入れたものの)入ってこなかったです」

 いくつかの誤算が重なり、17号車、100号車に次ぐ3番手に後退した24号車。レース終盤は100号車がペースダウンしたため接近したが、オーバーテイクには至らず、前を走る17号車の独走を許す展開になってしまった。

「失敗したな、という感じです。チャンスでしたが、それを活かせませんでした」と村田エンジニアは言う。

 今季のスーパーGTは、最終戦もてぎを残すのみ。24号車は昨年のもてぎ戦で予選フロントロウを獲得しているが、決勝ではウォームアップやピックアップの問題により7位に終わった。そのリベンジに向け村田エンジニアは「(昨年と)同じ傾向のタイヤは選べないので。よく吟味してタイヤを選びたいです」と締め括った。

 

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 17号車Astemo、今季初勝利で一躍タイトル候補に。ホンダがワンツー|スーパーGT第7戦オートポリス:GT500決勝

次の記事 タイヤに苦しむ中、巧みに2位を死守。逆転タイトルに望み繋いだ山本尚貴「最終戦は勝って終わりたい」|スーパーGT第7戦

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

戎井健一郎



グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ 10 時間前

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

1 日前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

7 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

More from

Kondo Racing



KONDO RACING 4号車の課題は中高速コーナーと笹原右京。近藤真彦監督は「もう少しエンジニアとコミュニケーションを取らせる」

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ

第3戦:オートポリス

5 ヵ月前

KONDO RACING 4号車の課題は中高速コーナーと笹原右京。近藤真彦監督は「もう少しエンジニアとコミュニケーションを取らせる」



SFテスト2日目、下位に沈んだKONDO RACING。3台が同じ課題に直面?「これが現状。みんなでどう解決するかにかかっている」と笹原

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ

鈴鹿公式テスト

7 ヵ月前

SFテスト2日目、下位に沈んだKONDO RACING。3台が同じ課題に直面?「これが現状。みんなでどう解決するかにかかっている」と笹原



アルピーヌからF1参戦経験も。二輪王者の息子ジャック・ドゥーハンがスーパーフォーミュラテストに参加決定

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ 9 ヵ月前

アルピーヌからF1参戦経験も。二輪王者の息子ジャック・ドゥーハンがスーパーフォーミュラテストに参加決定

最新ニュース



フェルナンド・アロンソ、アストンマーティンとの契約を2027年まで延長。将来に関する憶測に終止符

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

7 時間前

フェルナンド・アロンソ、アストンマーティンとの契約を2027年まで延長。将来に関する憶測に終止符



MotoGPが挑むアデレード市街地サーキット、安全性にライダー合格点? シミュレーション確認し「いい仕事した」

MotoGP

MGP MotoGP

オーストラリアGP

8 時間前

MotoGPが挑むアデレード市街地サーキット、安全性にライダー合格点? シミュレーション確認し「いい仕事した」



9年ぶりのマレーシアは“高温多湿”への対処が鍵に。ホンダF1「冷却と空力バランスの見極めが重要」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

8 時間前

9年ぶりのマレーシアは“高温多湿”への対処が鍵に。ホンダF1「冷却と空力バランスの見極めが重要」



負傷についてついに口を開いたハジャー「次ボクシングするなら、もうちょっと頭を使って戦いたい!」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

9 時間前

負傷についてついに口を開いたハジャー「次ボクシングするなら、もうちょっと頭を使って戦いたい!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録