エスパルガロ弟、ホンダ移籍後初PP獲得に「勝利したみたいだ」と喜びあらわ
MotoGP第12戦イギリスGPでポル・エスパルガロはレプソル・ホンダ移籍後初めてのポールポジションを獲得。これまでの苦戦もあり、今回のPP獲得は「まるで勝利したようだ」と喜びを語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第12戦イギリスGPの予選では、レプソル・ホンダのポル・エスパルガロが速さを見せ、ポールポジションを獲得。今シーズンからホンダに移籍して以来苦戦が続いてきただけに、その喜びはひとしおといった様子だった。
エスパルガロは予選Q2へ直接進出すると、終盤のアタックで最速タイムを更新。一時はホルヘ・マルティン(プラマック)がそれを上回ったが、これはコース外走行があったと判定されタイム抹消。ポールポジションはエスパルガロの物となった。
サマーブレイク明けに行なわれたレッドブルリンク連戦では、それぞれ予選11番手と15番手と中団に沈み、決勝でもノーポイントという苦しい状況だった。そこから一転してのポールポジション獲得となったが、彼も結果には驚いており、まるで勝利したかのように感じられると語った。
「ああ、ちょっと衝撃的だ。オーストリア連戦のあれほど厳しいところから、ここに戻ってきたんだからね」
エスパルガロはそう語る。
「信じるのも難しい。でもああした悪い瞬間にどう対処するか……それには悲しむか、怒るか……そのいずれを取ることになる。僕らは後者を選んでいた」
「毎日少しずつ良くしていこうとトライして、懸命に取り組んできた。でも不幸にも結果はもたらされないままだった」
「ここにきて、全てがとても楽になったんだ」
Polesitter Pol Espargaro, Repsol Honda Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「このコースや天候が涼しいこと、そしてトラックのグリップが高いこともあって、僕は自分のライディングスタイルを発揮していくことができると感じたんだ。それでボックスで生じたちょっとした問題も、忘れることができたのかもしれない」
「ここシルバーストンは過去数年ホンダにとっても悪くない場所だった。今日のPP獲得は、勝利したように感じられたよ」
「そうだね、KTMにいた時はかなり後方からのスタートだったから、先頭に立てばそれはもういい気分だった」
「でもこの変化(ホンダ移籍)は、僕のMotoGPキャリアの中でも最も野心的なモノだったと思う。そして“レプソルカラー”のチームに入れば、多くの人はそのライダーに注目する」
「僕が悪い結果を残していると誰かが話していても、気分を害されたりはしない。それは確かなことだ。そう言うのは自然なことだし、理解できるからね」
「でも大変だった。本当にキツかったよ。凄く苦戦して……苦戦してきたんだ」
「今回のPPで、全てが変わるということはない。来週もポールを争えるということは無いだろう。でも僕はトライしていく。それが厳しいものであってもだ」
「この結果で、ボックス内の状況を少しでも変えることができればと思う。ポジティブな空気が流れて、日本人エンジニアにもさらに頑張ってもらえるような“燃料”を供給して、悪い状況になったときには、異なった解決策を取れるようにしたいと思う」
「来週もハードにやっていくつもりだ。今回の結果は僕ら皆の助けになってくれるだろう。だから、僕にとってはもう勝利みたいなものだ。明日のことは気にしないよ」
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