シルバーストン、ピットストレートの名称を『ハミルトン・ストレート』に変更
シルバーストンは、サーキットのピットストレートの名称を変更。7度目のF1タイトルを獲得したルイス・ハミルトンに敬意を表して『ハミルトン・ストレート』と名付けられた。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
シルバーストン・サーキットを所有するブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)は、同サーキットの“グランプリ・サーキット”及び“インターナショナル・サーキット”で使用されているピットストレートにルイス・ハミルトンの名前を冠し、『ハミルトン・ストレート』と呼ぶことを発表した。
シルバーストンのコーナー名でドライバーの名前が付けられたのはハミルトンが初めて。F1史上最多となる7度目のドライバーズタイトルを獲得するなど、F1で数々の記録を打ち立てている母国イギリスのスター、ハミルトンの功績を称えた形だ。
ハミルトンはイギリスGPにおいて歴代最多となる7度の優勝を誇るが、その内6回はシルバーストンが現行のレイアウトとなった後、すなわち今回ハミルトンの名が冠されたストレートにピットビルが移転した後に成し遂げられたものだ。
ハミルトンはアブダビGPの土曜日に、BRDC会長であるデビッド・クルサードからこのことを知らされたという。
クルサードはこのニュースに際して次のようにコメントした。
「BRDCの会長として、このニュースを今日ルイスと共有できたことを嬉しく思っている」
「シルバーストンの歴史の中で、サーキットの一部に個人の名前が付けられたのは初めてだ」
「ルイスはここの歴史の重要な一部となった。当クラブの役員と私は、彼の記録的な業績を称えるためには、象徴的なピットストレートの名前を変更する以上に良い方法はないと考えた」
ハミルトンはルーキーイヤーの2007年、シルバーストンで行なわれたイギリスGPでポールポジションを獲得すると、2008年は雨の中2位以下に1分以上の差をつける圧倒的な走りで同GP初優勝を成し遂げた。
その後ハミルトンは2014年から2017年にかけて同GPを4連勝。2018年はスタート直後の接触で最後尾まで落ちながらも2位でフィニッシュしてみせた。そして2019年のレースでも勝利し、イギリスGPでの勝利数で単独トップに浮上した。
2020年はコロナ禍の影響で変則スケジュールとなり、シルバーストンで2週連続のレースが開催され、前者はイギリスGP、後者はF1 70周年記念GPと名付けられた。ハミルトンはイギリスGPのファイナルラップでタイヤバーストに見舞われながらも3輪でトップチェッカーを受けるという離れ業を成し遂げたが、翌週のF1 70周年記念GPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンに敗れ2位に終わっている。
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