MotoGP
SRT、MotoGP全3クラスから撤退。現ラズラン・ラザリ代表は新チームをミサノで発表へ
セパン・レーシングチームは2021年末をもってMotoGP世界選手権から撤退することを発表。またサンマリノGPで現SRT代表のラズラン・ラザリらが率いる新チームと体制を発表すると明かした。

Lewis Duncan
編集: 2021/08/28 12:15
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

MotoGPクラスに2019年シーズンから参戦を開始したペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシングチーム(SRT)。彼らは今夏になりタイトルスポンサーを務めていたペトロナスが離れることを明かしていたが、SRTとしてもMotoGPを含む3クラスでの活動を終了することを新たに明らかにした。
SRTが世界選手権の舞台に上がったのは2015年。Moto3クラスで足場を築いた彼らは2018年にはMoto2クラスへと体制を拡大し、更に翌2019年には最高峰のMotoGPクラスへと足を踏み入れた。
マレーシアの国営石油会社であるペトロナスの支援を受けたSRTは、最高峰クラス初年度にフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロのコンビで挑戦。SRTは以前ヤマハのサテライトチームであったテック3よりもヤマハとの協力を深め、ファクトリー体制のサポートを得て複数の勝利を記録してきた。
しかし今年8月上旬、タイトルスポンサーを務めるペトロナスが今季限りで契約を終了するという衝撃的な知らせが入った。motorsport.comでは2021年以降は体制を縮小し、MotoGPクラスのみ継続させMoto3とMoto2は廃止するものとみられると報じてきた。
しかしMotoGP第12戦イギリスGPを前に、SRTは新たに声明を発表。SRTとしては2021年限りで3クラス全ての活動を終了させ、2022年シーズンは現代表のラズラン・ラザリとチームディレクターのヨハン・シュティゲフィルトの率いる新チームがMotoGPクラスへと参戦すると明かした。
ラザリ代表は声明で次のように述べている。
「我々はここ数年、並外れた旅路を経験してきた」
「2015年の小規模なスタートから、2018年には最高峰クラスへのエントリーを確保し、ゼロからMotoGPチームを組織するという大きな一歩を踏み出してきた」
「グリッドについて2019年、我々はルーキーイヤーにもかかわらず4戦でフロントロウに並んだ」
「そして7レース目には表彰台を獲得。2020年にはヤマハのサテライトチームとして20年ぶり以上の勝利を挙げ、ライダーズ&チームチャンピオンシップでも2位を獲得した」
「2021年、我々は世界最高のライダーであるバレンティーノ・ロッシとレースに挑んでいる。これは信じられないような物語だ」
「このチームはバレンシアで最後のレースを迎えるが、全てのクルー、ライダーそしてファンやパートナーのサポートに感謝している」
「そして特にペトロナスに感謝を。彼らがいなければ、こうしたことは不可能だっただろう」
「ペトロナスブランドと、マレーシアのエキスパートと共にグリッドの最前線までプッシュし、前例のないブランドの露出を成し遂げ、全ての期待を上回ることができた」
「セパン・インターナショナル・サーキットのビジョンとマレーシアの才能ある人々への長期に渡るサポートにも感謝したい」
「我々の夢は、マレーシア人ライダーがMotoGP世界選手権で表彰台を争うことだった。残念ながらこのチームの短期間の挑戦ではそれを達成することは出来なかったが、我々はその他のあらゆる面で大きな成功を得ることができた」
「我々の最終シーズンはまだ終わっていない。3つの全てのクラスで可能な限りベストな結果を得るために、努力を続けていく。皆さん、ありがとう」
なお来季の新チームに向けては、現在のチームマネージャーであるウィルコ・ズィーレンベルグの名前が紐付けられていない点が興味深い。
ペトロナスのような巨大スポンサー抜きでの船出となる新チームだが、来季はWithU(イタリアのエネルギー企業Europe Energyのブランド)による支援を取り付け、同社がタイトルスポンサーに就任すると考えられている。
またマーベリック・ビニャーレスがヤマハを早期離脱したことにより、モルビデリが2022年を待たずにヤマハ・ファクトリーチームへと移籍すると見られているが、チームはその代役としてMotoGPで多数の優勝経験を持つアンドレア・ドヴィツィオーゾを起用する方向で動いているようだ。
Read Also:
- スズキ、2022年に向けダビデ・ブリビオ後任のチームマネージャーを選定中
- ヤマハの希望クアルタラロ、その速さに“秘密は無い”!? クラッチロー「単純に素晴らしいライディングをしている」
- 今季引退バレンティーノ・ロッシの功績、それは『“普通の人”をバイクレースに呼び込んだ』こと?
- KTM、次なる開発は“テールウイング”……オーストリアGPで導入新パーツ、狙い・効果は?
- ペドロサ、サンマリノGPで再びワイルドカードか。移籍ビニャーレスはミサノテスト参加へ
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ヤマハの希望クアルタラロ、その速さに“秘密は無い”!? クラッチロー「単純に素晴らしいライディングをしている」
次の記事 クアルタラロ、“自分に集中”。「ビニャーレス離脱……あまり悲しみはない」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Lewis Duncan

ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし

転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」

クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
最新ニュース

小椋藍、MotoGPサンマリノGPも欠場。負傷した左手親指の回復間に合わず……次戦オーストリアでの復帰目指す
MotoGP
MGP MotoGP
サンマリノGP
1 時間前
小椋藍、MotoGPサンマリノGPも欠場。負傷した左手親指の回復間に合わず……次戦オーストリアでの復帰目指す

代役出走3戦目の角田裕毅、未知のマドリンクでモンツァに続く2戦連続入賞目指す「この勢いを持続させたい」
F1
F1 F1 1 時間前
代役出走3戦目の角田裕毅、未知のマドリンクでモンツァに続く2戦連続入賞目指す「この勢いを持続させたい」

これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度
F1
F1 F1
イタリアGP
13 時間前
これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度

キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける
F1
F1 F1
イタリアGP
13 時間前
キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録