速報ニュース
F1
新興チーム唯一の生き残り、ハースF1誕生の裏側。キーパーソンは現代表のシュタイナー
ハースのギュンター・シュタイナー代表は、チームのビジネスモデルをうまく機能させるためのアイデアは、F1の現CEOであるステファノ・ドメニカリから得たと明かした。
Jonathan Noble Franco Nugnes
編集: 2021/02/04 22:48
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

近年F1に参入した多くのチームが成功を収められずに撤退していった中で、2016年からF1に参戦しているハースは、初年度からしっかりと結果を残し、2021年に6シーズン目を迎える。
ハースの成功の鍵は、他のチームとは全く異なるビジネスモデルでF1に参入したからだと言える。ハースはフェラーリと提携し、レギュレーションで許される限り、フェラーリからパーツを購入したのだ。
Read Also:
motorsport.comの独占インタビューでチームの成り立ちを振り返ったギュンター・シュタイナー代表は、F1チームの運営に携わろうと考えた最初のきっかけは、2010年からF1に参戦する予定だったUSF1チームに声をかけられたことだったと明かした。
USF1は2009年2月にF1参戦を発表。2010年1月にはドライバーとしてホセ・マリア・ロペスを起用することを発表したものの、資金不足からマシンの準備を整えることができず、2010年4月にはチームが完全に消滅している。
「そのアイデアは非常に奇妙な形で生まれたんだ。当時のF1はBMWやトヨタ、ホンダなどのメーカーを失っていた。しかしその一方で、F1に参入しようとしているUSF1のようなチームもあった。そのチームは、私の自宅から15kmほどの距離にあったんだ」
そうシュタイナーは語った。
「チーム代表のケン・アンダーソンと知り合ったのは、彼が私の会社に仕事を依頼してきたからだ。バーニー・エクレストンが定期的に電話をかけてきて、何が起きているのかを聞いてきた。全体像が不明瞭だったからだ」
「私はダラーラがカンポスのために作っていたマシンを買うことが、USF1にとって唯一の解決策だと思っていたが、チャンピオンシップに参戦するには明らかに時間が足りなかった」
「そしてある日、USF1の主要な投資家であるチャド・ハーリーから電話があった。彼は(ジャンパオロ)ダラーラ氏と連絡を取って話し合いをしてくれないかと頼んできたんだ」
シュタイナーがUSF1を助けるための選択肢を検討している際、彼は当時フェラーリのチーム代表だったステファノ・ドメニカリに会い、状況についての考えを聞いたという。
「ステファノはハーリーの件を進めるべきではないとアドバイスしてくれた。というのも、しっかりとした土台があるプロジェクトではないということを理解していたからだ。だがF1チームを作るというアイデアはすでに私の頭の中にあったから、しばらく考えていたんだ」
「その頃、カスタマーチームになりうる第3のF1チームの話が出ていたので、ドメニカリに電話をしてプロジェクトを提案したんだ」
「彼は『真剣にレースに投資してくれる人を探せ』と言った。だから私はレース界の人々にコンタクトを取った。そしてジーン・ハースとの伝手ができたんだ」
「我々は会って、話し合いを始めた。最初はよそよそしかったけど、次第に緊密になっていった。交渉は1年続き、最終的にジーンが納得してくれて、彼にエントリーを頼まれた」
「最初は大変なものだが、資金を出してくれる人が見つかれば、あとはそれを実現するために努力して、自分の持っている知識を活用してうまくやるだけだ」
ハースはF1参戦を開始して以来、フェラーリとの緊密な関係を維持し、そしてその関係はより緊密なものとなっている。また今シーズンはマラネロの中継拠点にイタリアにおける業務がまとめられるなど、チーム運営の円滑化が勧められている。
Read Also:
- 角田裕毅、F1デビュー1年目のマシンの出来は? アルファタウリの新車発表日が明らかに
- フェラーリ、拠点近くにハースの”中継”ファクトリー設置。組織縮小で人員を異動
- PU開発凍結の影響をモロに受け、巻き返す機会を失ったフェラーリ。ミスできない2021年
- F1撤退を踏みとどまったハース。予算制限と新コンコルド協定に希望を見い出す
- 2021年、F1に訪れる新時代。マクラーレンにとっては”最適なカタチ”?
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 角田裕毅、F1デビュー1年目のマシンの出来は? アルファタウリの新車発表日が明らかに
次の記事 F1、レース週末の土曜日に追加のスプリントレース開催を検討。新CEO明かす
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
最新ニュース

ドライバーの“さび取り”と新参チームの進歩で掴んだ3位表彰台。松下信治、トップ争い演じ「久しぶりにアツい感覚を思い出した」
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
3 分前
ドライバーの“さび取り”と新参チームの進歩で掴んだ3位表彰台。松下信治、トップ争い演じ「久しぶりにアツい感覚を思い出した」

レッドブルに起きた無線トラブル。解決策は必須……しかしフェルスタッペンは冗談飛ばす「GPは僕の声が聞こえなくて喜んだんじゃない?」
F1
F1 F1
シンガポールGP
48 分前
レッドブルに起きた無線トラブル。解決策は必須……しかしフェルスタッペンは冗談飛ばす「GPは僕の声が聞こえなくて喜んだんじゃない?」

ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」
F1
F1 F1
シンガポールGP
2 時間前
ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」

メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも
F1
F1 F1
シンガポールGP
5 時間前
メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録