MotoGP

まるで人間コンピュータ! ケーシー・ストーナーの”神業”が今の強いドゥカティを生んだ?

2007年、ドゥカティでMotoGP王者に輝いたケーシー・ストーナーは、スロットルコントロールと燃料消費を、当時使用できた電子機器よりもうまく管理していたと元クルーチーフは語った。

Oriol Puigdemont

Oriol Puigdemont

編集: 2022/12/23 10:21

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Casey Stoner, Ducati Marlboro Team Ducati Desmosedici

 2022年のMotoGP王者に輝いたフランチェスコ・バニャイヤ。ドゥカティにとっては2007年のケーシー・ストーナー以来のチャンピオン獲得となった。

 このふたりは、共にクリスティアン・ガバッリーニがクルーチーフを担当し、タイトルを獲得している。ガバッリーニはストーナーと共に、2011年にホンダでもタイトルを手にすると、2018年にホルヘ・ロレンソのクルーチーフとしてドゥカティに復帰。バニャイヤが2021年にファクトリーチームに昇格して以降、バニャイヤを担当している。

 ドゥカティでタイトルを獲得したふたりの違いについて訊かれたガバッリーニは、時代が異なるため比較は難しいとしながらも、800cc化初年度のデスモセディチGP7を見事に操ったストーナーの凄さを強調した。

 ガバッリーニは、2007年は新規則により燃料タンク容量が22リットルから21リットルへと減らされ、効率とスロットルコントロールの要求が厳しくなった年だったと振り返った。

「当時は電子制御が今ほど進化していなかったから、あまりそれに依存しないようにしなければならなかったんだ」

「ケーシーがホンダに来た時も、彼はスロットルやエンジンとの連動を最もうまくコントロールできるようにしたいと頼んでいた。当時、彼は電子制御よりも早く加速をカットできたので、より効果的だったんだ」

Casey Stoner, Ducati Marlboro Team

Casey Stoner, Ducati Marlboro Team

Photo by: Andre Vor / Sutton Images

 ガバッリーニは、2007年に燃料タンクの容量が減らされたとき、ストーナーのスロットルコントロールが燃費を管理する上で決め手となり、それがライバルに対するパフォーマンス面でのアドバンテージにつながったと語った。

「2007年のドゥカティは、非常にパワフルなエンジンを搭載しながらも、ほとんど乗りこなせないような過激なバイクだった。あのエンジンは燃料を大量に消費していたんだ」

「長年にわたり、エンジンマネジメントを微調整してきた結果、ドゥカティはグリッドで最高のバイクのひとつになったのだ」

 積極的な空力開発とその強力なパワーを大きな武器に、今やグリッド最強のバイクという呼び声も高いドゥカティ。ストーナーが魅せた超絶技巧が、優れた制御システムを生む上での鍵になった……のかもしれない。

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ホンダは「時間とお金を無駄にした」……チームを離れるポル・エスパルガロ、不満とまらず

次の記事 ラインナップ刷新のKTM、初テスト終えたミラーの適応に「ワクワク」2023年に向けて士気アップ?

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Oriol Puigdemont



マルケス、スプリントで喜ぶ姿はもう見れない? 感情すら制御対象に「アドレナリンをコントロールしようとしている」

MotoGP

MotoGP

日本GP

4 日前

マルケス、スプリントで喜ぶ姿はもう見れない? 感情すら制御対象に「アドレナリンをコントロールしようとしている」



MotoGP、フォーマット変更は「チームとメーカーの要望」あったと説明。走行時間減少と予選2回化に批判も

MotoGP

MotoGP 4 日前

MotoGP、フォーマット変更は「チームとメーカーの要望」あったと説明。走行時間減少と予選2回化に批判も



MotoGP、2027年から新フォーマット導入。スプリント予選追加、ウォームアップ廃止など変化

MotoGP

MotoGP

日本GP

5 日前

MotoGP、2027年から新フォーマット導入。スプリント予選追加、ウォームアップ廃止など変化

More from

ドゥカティ・チーム



マルケス、“最悪のコース”インドネシアを大満足の結果で終える。マルティンのリード拡大許さない結果は「夢のよう」

MotoGP

MotoGP

インドネシアGP

1 日前

マルケス、“最悪のコース”インドネシアを大満足の結果で終える。マルティンのリード拡大許さない結果は「夢のよう」



マルク・マルケス、予想外のスプリント勝利でランキング首位浮上「幸運は自分で引き寄せるモノ」

MotoGP

MotoGP

インドネシアGP

2 日前

マルク・マルケス、予想外のスプリント勝利でランキング首位浮上「幸運は自分で引き寄せるモノ」



「アプリリアとの差は現実」マルケス、インドネシアGPは表彰台フィニッシュも大変と覚悟

MotoGP

MotoGP

インドネシアGP

3 日前

「アプリリアとの差は現実」マルケス、インドネシアGPは表彰台フィニッシュも大変と覚悟

最新ニュース



レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施

General

Misc General 3 時間前

レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施



TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

SFライツ

SFL SFライツ 4 時間前

TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記



アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」

F1

F1 F1

シンガポールGP

4 時間前

アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」



ローソン、シンガポールで10ポイント荒稼ぎ……レーシングブルズ”100点”到達「でも、まだ安心できない。今後何が起きるか分からないからね」

F1

F1 F1

シンガポールGP

7 時間前

ローソン、シンガポールで10ポイント荒稼ぎ……レーシングブルズ”100点”到達「でも、まだ安心できない。今後何が起きるか分からないからね」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録