アラゴン“予想外の”PP獲得バニャイヤ、改善の鍵は今季大注目マルティンのデータ
MotoGPアラゴンGPでポールポジションを獲得したフランチェスコ・バニャイヤは、今シーズン速さを見せているルーキー、ホルヘ・マルティンのデータを研究したことが、今回の速さにつながったと語っている。
Francesco Bagnaia, Ducati Team
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第13戦アラゴンGPの予選では、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがサーキットレコードを塗り替えるタイムを記録して、ポールポジションを獲得した。
予選後、バニャイヤはこうしたラップは“期待していなかった”と認めており、プラマックのホルヘ・マルティンの走行ラインから学んだことが効果を発揮したと語っている。
ポールラップが“パーフェクト”なモノだと感じていたか? そう訊くと彼は「そう思うよ」と答えた。
「素晴らしいラップだった。セクター1で既に、僕のベストラップだった1分46秒9と比較して、コンマ4秒速かったんだ」
「セクター1は良かったし、セクター2も素晴らしかった。セクター4でもバイクには大いに助けられた」
「それから最終コーナーへの進入は、信じられないほどのものだった。今朝、僕とは違うライン取りをしていたホルヘ・マルティンのデータを確認していた。僕も同じようにやってみたら、凄く改善されたんだ」
「とても嬉しい。今日は暑くなっていたし、こうしたラップができるとは予想していなかった。でもそれだけじゃなく、FP4でのリズムにも非常に満足している」
バニャイヤは昨年行なわれたモーターランド・アラゴンでの2連戦では、それぞれ予選17番手と18番手と後方に沈み苦戦していた。そのため今シーズンのアラゴンGPに向けて思うところがあったという。
Francesco Bagnaia, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
ただ彼はFP1の走り出しからフィーリングが良く、週末を通じて前戦イギリスGPでのセッティングで走行していたのだと明かした。
「アラゴンには多くの疑問がある状態で到着した。どうしたらこのコースを速く走れるのかってね。僕は(Moto2で)チャンピオンシップを争っていた2018年を除いてずっと苦戦してきているんだ」
「ただFP1を走り始めると、話は違っていた」
「フィーリングは昨年と、そして(前戦の)シルバーストンと比較して凄く良くなっていたんだ。セッティングは何も触っていなかったのにだ。つまりバイクは全く同じだった」
「それで、週末の間はマシンには何も手を触れなかった。だから最初からマシンのフィーリングは素晴らしくて、僕はより競争力を上げるためにライディングスタイルの改善に取り組んでいたんだ」
「(レースは)普通の状況になってくれることを願っている。シルバーストンではリヤタイヤに大きな問題が出ていた」
「今回は僕にそういうことが起こる番じゃないと思っている。週末は全部がハッキリした状態になってくれればと思う」
なおバニャイヤは今回、強さを発揮していたイタリアGPのようなフィーリングがあると語っている。ただイタリアGPでは、バニャイヤは2番グリッドからレースを先導したが、2周目に転倒を喫してしまっている。
「今週末はムジェロのときのようだ。フィーリングは素晴らしいし、ムジェロでもバイクのフィーリング凄く良かった」
「今年、僕はポルティマオでも競争力があった。でも毎回ミスや問題を抱えてしまっていた」
「だから勝つ準備はできているだとか、明日は勝てるとか言うのは難しい。でも全ての要素は揃っている」
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