悲願の初Vに泣き崩れた大湯「優勝して恩返しすることができて本当に良かった」
2020スーパーフォーミュラ第6戦鈴鹿。念願の初優勝を飾った大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)は、チームにようやく恩返しすることができたと涙ながらに語った。
大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
Masahide Kamio
鈴鹿サーキットで行なわれた2020スーパーフォーミュラ第6戦の決勝でトップチェッカーを受けた大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)は、悲願の初優勝にパルクフェルメで大号泣した。
この日の朝に行なわれた予選では、2番グリッドを獲得した大湯。決勝はスタート直後からアクシデントが絶えないレースとなったが、その荒れた展開の中でもきっちりとポジションをキープする走りをみせた。ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)がエンジントラブルでリタイアしたことによりトップに浮上すると、レース終盤は福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)との一騎打ちとなったが粘り強くポジションを守り抜き、念願の初優勝を飾った。
パルクフェルメに戻ってきた大湯は、初優勝の喜びから、パルクフェルメで涙を見せた。
「今日はずっとペースが良くなくて、福住選手が後ろから追い上げてきていたのが分かっていました。レース中は本当に辛くて、いつ抜かれるかと思って、何とか堪えていました。本当にここで勝たなきゃ、今までの失敗は取り返せないと思っていたので……本当に良かったです」
公式映像のインタビューで涙ながらにそう答えた大湯。今シーズンは周囲からの期待も高かったというが、開幕戦から失敗が続いており、チームに迷惑をかけ続けていたことが、本人にとってもストレスやプレッシャーになっていたのだという。
「昨日も夜眠れないくらい、(過去の失敗とか)色んなことを考えていました。克服したというよりは、これまでのことを色々復習したりとか、第6戦ではどこをどう気をつければいいか、ちゃんとレースをするために何が必要かというのを寝る間を惜しんで考えて、今日に臨みました」
「これまでのレースで、ずっと監督にも期待されてきたにも関わらず、結果が出せませんでした。本当に、本当に、辛いレースが続いていました。その中で、すごいプレッシャーではありましたけど、こうやって何とか優勝を飾ることができて、本当に嬉しいです。本当に優勝して恩返しすることができて良かったです」
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