アルボン、角田裕毅の”成長”をサポート。アルファタウリ代表「メキシコGP初日の走りには驚いた!」
アルファタウリ・ホンダは、レッドブルのリザーブドライバーであるアレクサンダー・アルボンが、どのような形で角田裕毅をサポートしているかを説明した。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのチーム代表であるフランツ・トストは、レッドブルのリザーブドライバーであるアレクサンダー・アルボンが、ルーキーの角田裕毅をサポートしていることを明かした。
昨年までレッドブルのドライバーとしてF1に参戦していたアルボンは、今年のレギュラーシートを獲得することができず、レッドブルのリザーブドライバーを務めた。そしてそれと並行して、DTMに参戦。優勝を手にするなど速さを見せた。また来季は、ウイリアムズに加入しF1に復帰することが決まっている。
そのアルボンは、DTMのシーズンが終了した後は、今季F1デビューを果たした角田をサポートし、アドバイスを送る役割を担っているという。
「それは本当のことだ」
アルファタウリのトスト代表はそう語った。
「アレックスはユウキの所にやってきて彼と話し、コースの説明をする。そしてユウキは質問する。ドライバー同士の会話なんだ」
「ユウキはアレックスから多くの知識を得ている。非常にポジティブなことだと思う」
角田はデビュー戦となったバーレーンGPで、印象的なパフォーマンスを披露し、高い評価を集めた。しかしその後はクラッシュが相次ぎ、思うような結果が出ない日々が続いてきた。
その状況を打破するため、彼はヨーロッパでの活動拠点をイギリスからアルファタウリのファクトリーがあるイタリアに移し、チームとの関係を深め、F1への理解を進めた。その結果、最近ではパフォーマンスが上向き傾向にある。
トスト代表曰く、レッドブルのリザーブドライバーであるアルボンの経験を角田のパフォーマンスアップに活かすのは、完全に理に適ったことだと語る。
「アレックスはレッドブルの一員だが、DTMで走っていたこともあり、それほど多く自由に過ごすことができる週末はなかった。しかし、彼がサーキットにいる時は、ユウキをサポートすべきだと言った」
そうトスト代表は続ける。
「我々はユウキに、全てのことをより理解するために、彼に質問するようにと言った。これはとても上手く機能している」
レッドブルの上層部は、ミスが続く角田に不満を募らせていたという。しかしトスト代表は、角田が冷静さを保ち、状況を好転させた方法に感銘を受けたと語った。
「ユウキはどんどん良くなっていく」
そうトスト代表は言う。
「彼はマシンのエンジニアリング面を、より良く理解するようになった」
「彼はファエンツァでエンジニアたちと数多くのミーティングを行なっている。全ての状況を把握し、マシンを快適に感じることができるように、そして何が起きているのかを理解するようになった」
「彼がここ(メキシコGPの舞台であるエルマノス・ロドリゲス・サーキット)に来たのは、これが初めてだということを忘れてはならない。今朝(FP1)の彼のパフォーマンス(11番手)には驚いた。彼はFP1で本当に良い走りを見せた」
「パワーユニットを交換したので、グリッド最後尾からスタートする必要がある。パフォーマンスさえ伴っていれば、ここではオーバーテイクすることができる。だから、彼が何ポイントか獲得できるはずだと、私は非常に楽観的に考えている」
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