角田裕毅、F1新シーズン開幕に向けてイモラでプライベートテスト実施。AT02をドライブ
スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、2023年シーズンに向けてイモラ・サーキットでのプライベートテストに参加した。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、イモラ・サーキットでのプライベートテストに参加した。
2023年は新たにニック・デ・フリーズをチームメイトに迎え、F1参戦3年目を迎える角田。これまで以上に明確な結果が求められる新シーズンに向けて、準備を進めてきた。
2022年末に「(日本で)あまり長く過ごすつもりはありません。でないと本当に太ってしまいますからね!」と語った通り、角田は日本への帰省を短期間で済ませ、国外でトレーニングに励んでいた。
ドバイでは、昨年までダニエル・リカルドのパフォーマンスコーチを務めたマイケル・イタリアーノと共にトレーニング。その間には、2022年までチームメイトを組んだピエール・ガスリーとジムで再会する様子がソーシャルメディア上を賑わせた。
角田はチームのファクトリーがあるイタリアへ戻った後、2023年用マシン『AT04』用のシート合わせを実施。そしてファエンツァのファクトリーにほど近いイモラ・サーキットにて、プライベートテストを行なった。
その様子はチームのソーシャルメディア上で公開され、ガレージから2021年用マシン『AT02』が勢いよく飛び出していく様子が映されている。天候は良好だったものの、路面は乾きかけの状態。そのため角田のマシンにはウエットタイヤが装着されていた。
現在のF1では基本的に、そのシーズンのF1マシンをグランプリや公式テスト以外では走らせることができない。唯一の例外が各チーム2回ずつ許可されているフィルミングデーだが、そこれはレース用タイヤの使用は禁止となっている他、1回の走行距離は100km以下に制限されている。
しかし旧型マシンとなると話は別。2023年のF1スポーティングレギュレーション第10.2条「旧車マシンテスト(TPC)」で、「その選手権の前年の前3暦年間のいずれかのテクニカルレギュレーションに準拠して設計および製造された車両を用いて行なう」必要がある他、TPC専用のタイヤを使用する必要があるなどいくつかの制限が課されているものの、フィルミングデー以上に走行距離を積むことが可能だ。
ドライバーはオフシーズン中にカートやジュニアフォーミュラで走行トレーニングを行なうこともあるが、F1チームが新シーズンに向けてF1マシンの速度感に再び慣れさせるべく、こうして冬の間にプライベートテストの機会を設ける場合もある。実際角田は、F1デビュー前に数回にわたってTPCを使ったテストに参加し、F1マシンでの走行経験を積み重ねて初戦に備えた。
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