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WRCトルコ:大波乱のラリーをトヨタのエバンスが制しランキング首位浮上

WRC第5戦ラリー・トルコではトヨタのエルフィン・エバンスが優勝し、ドライバーズランキング首位に返り咲いた。

公開日時: 2020/09/21 3:49

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Elfyn Evans, Scott Martin, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota Yaris WRC

 2020年WRC(世界ラリー選手権)第5戦ラリー・トルコが行なわれた。波乱のラリーを制したのはエルフィン・エバンス(トヨタ)だった。

 初日の2ステージを終えた時点でベテランのセバスチャン・ローブ(ヒュンダイ)が首位に立つという展開でスタートしたラリー・トルコ。しかし大会は、2日目から荒れ模様となり始める。

 前年チャンピオンで、今季も地元戦であるラリー・エストニアで勝利して流れに乗っていたオット・タナク(ヒュンダイ)は、SS3でステアリングトラブルにより土手に突っ込んでしまい、マシンにダメージを負った。これでタナクはデイリタイアとなった。

 その後はトヨタのカッレ・ロバンペラ、セバスチャン・オジェにパンクが発生。これにより、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が2番手以下に33秒の大量リードを築いた状態で最終日を迎えた。

 しかし、波乱はこれでは終わらなかった。大会最終日、この日最初のステージかつ最大の難所、SS9の“チェティベリ”で首位ヌービルのタイヤがパンク。ここではオジェ、そしてローブまでもパンクに見舞われるという波乱の展開となった。さらにオジェは“チェティベリ2”ことSS11でマシンから煙が上がり、ここでリタイアとなってしまった。

 上位陣のほとんどにトラブルが発生する中、慎重な走りをしてノートラブルで切り抜けたエバンスが、SS9を終えて2番手以下を46秒突き放す形で一躍トップに躍り出た。

 そしてエバンス圧倒的優位の状況で迎えた最終パワーステージ(SS12)。2日目デイリタイアとなったタナクは、パワーステージでのボーナスポイント獲得に全力を注いだ。スペアタイヤを1本しか積まず、あえて柔らかいラバーのタイヤで走行したタナクは、4分20秒8という驚異的なタイムをマークして、ライバルたちの走行を待つ形となった。

 エバンスはパワーステージを4分22秒2と危なげないタイムで通過し、ラリー・トルコでの優勝を決めた。これでエバンスは今季2勝目となったが、オジェとタナクが相次いで不運に見舞われたこともあり、ポイントランキングで首位を独走する格好となった。

 ヌービルはタナクが叩き出したタイムをさらに上回り、4分20秒4でパワーステージを制し、総合でも2位に入った。これでボーナスポイントも合わせて23点を加算したヌービルは、ここ数戦の不振を取り返すことができた。総合3位はローブ、同4位はロバンペラだった。

 タナクもパワーステージで2位に入ったことで、辛うじて4点を追加。ロバンペラとポイントで並び、エバンス、オジェに次ぐランキング3番手につけた。

 

Read Also:

順位 ドライバー/コ・ドライバー 合計タイム 差 前車との差 ポイント 1 United Kingdom エルフィン エバンス
United Kingdom スコット マーティン 2:43'02.700       2 Belgium ティエリー ヌービル
Belgium ニコラス ジルソウル 2:43'37.900 35.200 35.200   3 France セバスチャン ローブ
Monaco Daniel Elena 2:44'02.100 59.400 24.200   4 Finland Kalle Rovanperä
Finland Jonne Halttunen 2:45'38.600 2'35.900 1'36.500  

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