ファクトリー離脱が決まったロッシ、ヤマハとは今も良い関係? “親友”ウーチョが語る
バレンティーノ・ロッシの友人であるアレッシオ・サルッチ、通称“ウーチョ”は、ロッシとヤマハは互いに協力しており、依然として素晴らしい関係が両者の間に存在すると語った。
写真:: Kessel Racing
1月末、ヤマハは2021年以降のライダーラインアップを立て続けに明かした。マーベリック・ビニャーレスとの契約を延長し、更に2019年シーズンで素晴らしい速さを示したファビオ・クアルタラロと契約を結んだと公表したのだ。
ヤマハのこの決定により、バレンティーノ・ロッシは2021年以降に現役を続行する場合でも、ヤマハファクトリーチームに留まることは不可能となった。
ロッシは以前から、シーズンが開始して以降のパフォーマンスを見て現役続行するかどうかの判断を下したいと語っていた。ヤマハはそれを待たずしてクアルタラロの昇格を決めたことになる。
ただ同時にヤマハは、2021年以降もロッシが現役続行を決断した場合には、ファクトリーマシンの供給やサポート体制の継続を約束すると声明を出している。
実際、ロッシの親友そして付き人でもあるアレッシオ・サルッチ(通称ウーチョ)は、ロッシとヤマハは良く話し合っており、両者の間には今でも素晴らしい関係があると語っている。
「それ(クアルタラロの昇格決定)は凄い反応をもたらしたけど、僕らはヤマハ、リン・ジャービス(マネージングディレクター)と共に、1カ月以上話し合っていて、相互の合意により決定を下したんだ」
「新シーズンでバレンティーノが力強いパフォーマンスを見せ、そして現役を続けたいとなった場合、2021年にはファクトリーマシンを手にしているペトロナス・ヤマハSRTという、素晴らしい環境が存在する」
ウーチョはそう語り、更に続けた。
「繰り返しになるけど、ヤマハとは素晴らしい関係を築いている。こうしたデリケートな選択をしたとしても、僕らの間には常に高い透明性があるんだ」
「そして、ヤマハと共に考えこの結論を出したのも素晴らしいことだ。バレはテストやシーズン初戦で、自身の価値を確かめることにより集中できるし、それからペトロナス・ヤマハSRTという素晴らしいチームで現役を続けるのか、それとも引退するのかどうかを決めることができる」
「これはライダー市場とタイミングの問題だった。僕らは少し待ってくれるように頼んだけど、同時に今は将来に向けた動きがとても早いこともあって、ヤマハが僕らの決定を待つのに苦労しただろうことも良く分かっている」
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