20年前のあれ、覚えてる? アストンマーチンでF1テスト参加のアロンソ、旧知のデ・ラ・ロサと大盛り上がり
フェルナンド・アロンソはアブダビでアストンマーチンをF1マシンを初ドライブしたが、ブリティッシュグリーンのマシンを走らせるのはこれが初めてではなかった。
写真:: LAT Images
2023年にアストンマーチンへ移籍するフェルナンド・アロンソは、2022年のF1最終戦アブダビGP後に行なわれたポストシーズンテストにて、アストンマーチンでの初走行の機会を得た。
アロンソは今季所属したアルピーヌとの契約がまだ有効なため、彼がテストで乗り込んだアストンマーチンAMR22はスポンサーロゴが消され、ベースカラーのグリーンに塗られた、アストンマーチン、ピレリ、FIAのロゴのみが貼られたマシン。アロンソのレーシングスーツは黒一色であり、ヘルメットは迷彩柄だった。
Fernando Alonso, Aston Martin AMR22
Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images
アロンソはテストを通して97周を走破。彼はチームを移籍するという決断に「100%以上」満足していると語っていた。
テストの日の朝、アロンソはアストンマーチンのアンバサダーを務める元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサと共にチームのガレージに入っていったが、アロンソはその時、20年前にふたりでジャガーF1のテストに参加した時のことを思い出したという。
「今朝、一緒にガレージに入った時、緑のマシンを見た」
「僕たちはふたり揃って『2002年のジャガーと同じじゃないか!』と言ったんだ。もちろん、完全に別のプロジェクトだけどね」
Fernando Alonso, Jaguar R3
Photo by: Motorsport Images
2001年にF1デビューを果たしたアロンソは、2002年はルノーのテストドライバーを務めていた。しかしジャガーを率いるニキ・ラウダが彼を呼び寄せ、5月末のシルバーストンで同年のジャガーR3を使ってテストを行なったのだ。
この年デ・ラ・ロサはエディ・アーバインと共にジャガーのレギュラードライバーに名を連ねていたが、デ・ラ・ロサは無得点、アーバインも8ポイントの獲得に留まり、ジャガーはコンストラクターズランキング7位に終わった。
「今朝にフェルナンドが来て、ロゴのないマシンを見た時、僕たちは2002年にジャガーでテストをしたことがあるよなと、冗談を言い合っていたんだ」とデ・ラ・ロサは語る。
「僕は当時そこで走っていたからね。ニキは僕とエディがただ楽しんで走っていると思い始めたから、彼らはそのマシンがどれだけ速く走れるかを見るためにフェルナンドを乗せた」
「彼の方を見ると、彼は『覚えてる?』と言った。緑のマシンに、まっさらなレーシングスーツ……20年後に全く同じシナリオになったんだ」
2002年当時、アロンソはジャガーに移籍するのではないかとスペインメディアなどで報じられていたが、彼はテストで3番手タイムを記録した後、将来については「ルノーのことしか考えていない」と言い切っていた。そして2003年にルノーのレースシートを得たアロンソは、同年に史上最年少(当時)ウィナーとなり、2005年、2006年にはワールドチャンピオンに輝き、今に至る。
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