F1 アゼルバイジャンGP

F1ドライバーの給与制限はナンセンス? フェルスタッペン&ノリスは下位カテゴリーへの影響懸念

F1界では現在、ドライバーの報酬に上限を設けることが議論されているが、マックス・フェルスタッペンは下位カテゴリーのドライバーを含めて影響が大きいと、否定的な考えを示した。

Adam Cooper

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編集: 2022/06/10 12:57

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Max Verstappen, Red Bull Racing

 F1は2021年から年間の予算に上限が設定され、その枠内で各チームが競うことになった。ドライバーの報酬に関しても上限を設けるべきかどうかの議論が行なわれているが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はこれに対してはっきりと反対の姿勢を示している。

 議論されている報酬上限に関するプランでは、両ドライバーの給与をカバーする額として3000万ドル(約40億円)を設定。この数字を超えた場合、ドライバーの給与に費やされる余分なお金は、チーム予算の上限から捻出するというモノだ。ただこれも各チームが実際に合意するには至っていない。

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 前述のようなプランも、レッドブルで2028年までの長期契約を締結済みのフェルスタッペンなど、既存の契約への影響もまだ不透明だ。

 フェルスタッペンは、このドライバーの報酬上限に関して意見を尋ねられたが、スポーツが健全な状況にあり、スポンサーシップやF1の報酬がしっかりとした収入を生み出しているときには、意味の無いモノだと語った。

「(報酬上限は)まだ曖昧な状態なんだよね?」と、見解を尋ねられたフェルスタッペンは答えた。

「誰もそれがどこに向かうか、本当には分かっていないと思う」

「ただ僕としては、完全に間違っていると思うよ。現時点で、F1はどんどん人気が高まっているし、チーム、そしてFOMを含めて皆がよりお金を稼いできていると思う。誰もが恩恵を受けている」

「だから、どうして実際にショーを見せ、命を危険にさらしているドライバーが、その権利を制限されるんだ? だって結局のところ、僕らが走っているんだ。だから僕としては、(報酬上限は)完全に間違ったものだと思う」

 またフェルスタッペンはF1ドライバーの報酬を制限することで、若手ドライバーへの投資に影響が発生してしまう可能性を危惧している。

「全てのジュニアカテゴリーにおいて、ドライバーに付いているスポンサーや後援者たちは、最終的にF1での収入からある一定を手にすることになる。でも(上限を作ると)彼らは金銭のリターンを全く得られなくなるだろう

「もし上限が設定されたら、ジュニアカテゴリー全てに打撃を与えるだろう。皆も、そんなことは望んでいないだろうと思うけどね」

 フェルスタッペンと同じ様に長期契約を結んでいるマクラーレンのランド・ノリスは、こうした見解に同意している。

「彼の言っていたことは正しいと思う」と、ノリス。

「特に若いドライバーへの投資のところだ。F1に参戦するのはとても難しいことなんだよ」

「だからドライバーとして投資家や後援を得ていたりすると、彼らもある時点でそれを取り戻したいと思うし、それが必要になる」

「それでもし上限が設定されれば、若手ドライバーへの投資をしたり、そもそもF1へ行くチャンスを持つ人へ投資するのも難しくなるだろう。それが問題のひとつだと思う」

 

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