フェルスタッペン、予選で失態犯したレッドブル痛烈批判も「完璧を目指すためには必要なこと」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1シンガポールGP予選で燃料搭載量のミスを犯したチームに対して、完璧を目指すためには批判的な姿勢が必要になると語った。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
シンガポールGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはチームがQ3で燃料搭載量を見誤ったことから最終ラップを終了できず……ポールポジションも狙えた中、フェルスタッペンは結果的に8番手に沈むこととなった。
最終コーナーに差し掛かったところでピットインを命じられたフェルスタッペンは怒り心頭。チームに対して「どうしてだ!? 何なんだよ!」と繰り返し叫んだ。
motorsport.comがその心境について訊くと、チームに失望したことはこれまでほとんど無かったとした上で、お互いにミスに対して批判的な姿勢を取るべきだと語った。
「僕は批判的なアプローチが好きなんだ」と彼は言う。
「僕がやらかした時も、彼らは僕がミスをしたと言ってくれるんだ。それは双方向で言えることだ」
「そうすれば、お互いに正しい方向へ向かうことができるからね。僕らはただ”良い”状態でありたいとは思わない。”完璧”でありたいんだ」
チームに自分の考えを伝えたかと訊くと「僕の顔を見て、無線で言ったことを聞いたら、彼らは分かってくれるよ」
Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, locks-up his brakes and smokes his tyres
Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images
フェルスタッペンはそのラップの前にも、先行するピエール・ガスリー(アルファタウリ)と十分なギャップを開くために、タイム計測を中止するよう指示されていた。
そうした影響も今回の事態を招いた一因にもなっているとフェルスタッペンは言う。
「もちろん、余計な周があったことには少し驚いている」と彼は続ける。
「でも、このような事態が起こるということは予測できたはずだ。だから、どうしてそれを見逃したのか僕には理解できないんだ」
「今にして思えば、最終ラップに向けてギャップをつくるために、その前のラップを中断するよう指示するよりも、僕を走りきらせるべきだった。もちろん、ピエールが前にいたことも引き金になっている」
「だから最終ラップに向けて、そことのギャップをつくる必要があった。僕は彼に近づいていたからね。でも、それは言い訳にならない」
「どれくらいマシンに燃料が残っているのか分からない。でも僕らのクルマには、こういうことを計るセンサーがいくらでもついているんだ」
「だから、信じられないくらいイライラしているよ。良いマシンを手にしていただけにね」
「ミスをしたQ3まで目に見えていたことだと思うし、マシンの調子は本当に良かった」
「コンディションはトリッキーだったけど、僕はそれが好きだしね。マシンはかなり上手くいっているんだ」
またフェルスタッペンは、燃料搭載量のミスがなければ、確実にポールポジションが獲れていたと確信している。
「Q3の最初の計測でも2秒以上速かったんだ。最終セクターでミスしかけた僕が走ったラップでもね。そのコーナーふたつがあったとしても、既に2秒速かったんだ」
「あれは大きかった。右コーナーで壁に突っ込んでいたかもしれないけど、僕らはセーブしたんだ!」
「普通なら、燃料が十分にあれば最終ラップでもっと速くなっていたはずだ。僕は燃料が足りないということを知らなかったけど、そうでなければ(ポールポジションが)獲れていたはずだ」
「間違いなく、ポールポジションを獲得できていたはずだ。でも言った通り、最終コーナー手前のシケインで大きくスライドしても、僕は1分51秒3……色んなことが起きたね」
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