「チャンピオンを獲れると信じられる理由はない」フェルスタッペン落胆。しかし前を向く……
開幕3戦で2度のリタイアを喫したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、現時点では今季のチャンピオンを獲得できると「信じる理由はない」と語る。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今季3戦を終えて2度もリタイアを経験してしまっているため、今季のタイトルを獲得できると「信じられる理由はない」と語った。
2021年に悲願のF1ワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、連覇を目指して今シーズンに挑んだ。しかし、ここまでの3戦では、速さはみせつつも信頼性のトラブルに苦しめられており、優勝した第2戦サウジアラビアGP以外の2レースは、いずれもリタイアに終わっている。
このため、今季躍進を遂げたフェラーリのシャルル・ルクレールが71ポイントを獲得しランキング首位に立っているのに対し、フェルスタッペンの獲得ポイントは僅か25。早くも46ポイントの後れを取っているだけでなく、ランキングでは6番手に沈んでしまっている。
ただフェルスタッペンは、後れを取っている原因は信頼性だけではないと指摘。もっと速さも必要だと訴える。
「チャンピオンシップでは、大きく後れを取っていると思う。現時点では46ポイントだ。ここから、僕らは前に上がっていかなきゃいけない」
そうフェルスタッペンは語った。
「僕らはもっと速くなる必要があるんだ。でも、現時点ではそうではない。そして信頼性も必要だ……今はそれを手にできていないからね。つまり、取り組むべきことがまだたくさんある」
「チャンピオンシップについてはまだ考えていない。現時点では、それ(今季のチャンピオンを獲れること)を信じられる理由はない」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、まだシーズンの10%が終わっただけに過ぎないと、今後の巻き返しに自信を見せる。
「我々はまだ、チャンピオンシップの10%と少しを消化したに過ぎない」
そうホーナー代表は語る。
「だから、まだまだ出来ることはあると思う。心強いことに、我々には速いマシンという”基礎”があるんだ」
またホーナー代表は、フェルスタッペンが現在の気落ちした状況から立ち直れると断言する。
「確かに彼は、マシンから降りた直後は苛立っていた。でも彼は、我々がチームとして共に戦っているということを理解している」
「我々は立ち直る。彼はイモラに、強くなって戻ってくるはずだ」
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