レッドブルF1、シルバーストンでテスト実施。フェルスタッペンは参加せず
レッドブルは木曜日、フィルミングデーを活用し、新型車RB16を使ったテストをシルバーストンで実施した。しかしマックス・フェルスタッペンは、イギリス入国に際しての検疫措置を満たすなどができず、テストに参加することができなかった。
写真:: Red Bull Content Pool
レッドブルは6月25日(木)に、フィルミングデーの一環として2020年型マシンRB16をシルバーストン・サーキットで走らせた。チームはこの機会を活用し、ドライバーとチームスタッフの開幕へ向けた準備を加速させた。
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このようなテストは、ドライバーにスピード感覚を取り戻させるだけではなく、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために新たに導入される手順を、各スタッフが確認するのにも大いに役立つはずだ。
このテストには、マックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンのふたりのドライバーが参加する予定だった。しかし実際に参加したのはアルボンのみ。フェルスタッペンはモナコの自宅からイギリス入りする際に14日間の検疫措置を受けなければならないため、今回のテストには不参加とした。
フェルスタッペンがこのテストに参加するためには、6月上旬にイギリス入りしておく必要があった。イギリスでは、F1関係者に対する検疫免除の措置はまだ実施されていない。
ただ新型車を走らせることができるのは100kmのみ。さらにプロモーション走行専用のタイヤを履くことが義務付けられていたことなどもあり、チームとフェルスタッペンは、この日走らないことに同意することになったようだ。
シーズン開幕に向けては、多くのチームがプライベートテストを実施しており、フェルスタッペンは実際に走行せぬまま、オーストリアGPを迎える数少ないドライバーのひとりということになる。
メルセデスは、イギリスの検疫措置が始まった直後に、シルバーストンで2018年型マシンを2日間にわたって走らせ、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの両ドライバーが走行を行なった。
フェラーリも2018年型マシンを使い、ムジェロでふたりのドライバーを走らせた。その他、レーシングポイントやルノー、アルファタウリなどもテストを行なっている。
多くのチームが、走行距離の制限がない2018年型車を使ったテストを行なったが、レッドブルにとってはこれは簡単なことではない。現在ホンダのパワーユニットを使っているレッドブルは、2018年にはルノーのパワーユニットを使っていた。そのため、当時のマシンを動かすためには、ルノーの協力を得る必要があるわけだ。それは事実上、走らせるのは難しいということになる。
2020年仕様マシンについては、フィルミングデーとして100kmの走行が2日間許可されているため、チームはこれを活用することにしたわけだ。ただその走行距離は短く、もしフェルスタッペンが参加できたとしても、ふたりのドライバーでそれを分け合うのは、理に適ったことではなかったとも言える。
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