レッドブルはモナコで“かなり”弱い…フェルスタッペン「これまでで最も困難な週末」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンはモナコGPでチームが今シーズン最も苦戦していると感じており、初日トップタイムをマークしたフェラーリと比較するとペースが非常に遅いと心配している。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B
Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2年ぶりに開催されているF1モナコGP初日を終えた段階では、競争力が不足していると感じており、今シーズンで最も困難なレースウィークだと考えている。
モナコGPの木曜フリー走行で、フェルスタッペンはFP1を3番手、FP4を4番手タイムで終えている。ただFP2ではフェラーリ勢がワンツーを占める速さを示しており、フェルスタッペンはトップタイムのシャルル・ルクレールから0.397秒差と大きく離された。
今シーズンは4戦を終えてランキング首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)と14ポイント差と、タイトルを争える位置につけているフェルスタッペン。今回のモナコGPでは初の表彰台獲得を目指してレースウィークに入ったが、厳しい滑り出しとなってしまった。
彼は初日の走行を振り返ると、マシンが快適に感じられていないと語り、今シーズンで最も難しい週末になっているという考えを示した。
「僕らは遅すぎる。それもちょっとじゃなくて、“かなり”だと思っている」
フェルスタッペンはそう語る。
「誰もがトラフィックに遭っていたし、僕らも本当のペースを見つけていく必要がある。もう少しキチンとしたラップタイム、そして各セクターの最適なタイムを見極める必要がある。でも、僕らはかなり遅れているんだ」
「それから運転していてもフィーリングは良くなかった。普段僕はクルマをかなり快適に感じていて、結構簡単にペースを発揮していけるんだけど、全てにおいて時間がかかっていて、自分の好みではなかった」
「これまでのところ、今週は最も困難な週末だ」
モナコGP初日でフェラーリが示した速さについて、ハミルトンもフェルスタッペンと同様に驚きを見せている。しかしフェルスタッペンは、この結果はレッドブルの苦戦を示すものでもあると語っている。
「フェラーリの競争力には驚かされたよ。ただこれは僕らがかなり弱いということを示しているんだと思う」
フェラーリの示すペースは“本物”かと訊かれたフェルスタッペンはそう答えた。
「フェラーリはとても上手くやっていて、僕らはかなり苦戦している。だからギャップがとても大きくなっているんだ」
「明日1日(モナコGPは金曜日に走行がない)、自由な日があるのは色々調べることができてラッキーだね。でも僕としては多くのモノを変える必要があると思う」
またチームメイトのセルジオ・ペレスは、フェルスタッペンから0.6秒以上遅れ、FP2を8番手タイムで終えた。ただマシンへのフィーリングは良いとも語っている。
「マシンのフィーリングは良い感じだった」とペレス。
「いくつか変更をしていたけど、おそらく僕らは一歩後退してしまったのかもしれない。予選に向けてはたくさんの情報を得られたと思うけど、燃料が少ない状態でのペースを見つけ出す必要があるね」
「ソフトタイヤを履いた時はトラフィックに引っかかってしまい、かなり悪い走行だった。基本的にはミディアムタイヤがベストで、最終セクターをまとめ上げることができなかった」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments