驚速PPフェルスタッペン、実はフロアにダメージあり……その影響は0.1秒?
レッドブル・ホンダのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーによれば、開幕戦バーレーンGPでポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンのマシンにはフロアにダメージがあり、それにより0.1秒ほど失うことになったという。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1開幕戦バーレーンGPの予選で、ポールポジションを獲得した。その速さは、2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.388秒差をつける圧倒的なモノだった。
しかしフェルスタッペンのマシンのフロアには、予選Q1でターン2の縁石を乗り越えた際にダメージが及んでおり、それによって1周あたり約0.1秒の影響を受けていた可能性があるのだという。
フェルスタッペンは予選Q1走行時、無線でチームに対し、マシン後方のフロアをチェックするように依頼した。国際映像にも、ターン3を立ち上がり、2番目のストレートに向かうフェルスタッペンのマシンの後方で、いくつかのカーボンパーツが跳ねているのが確認できた。
フェルスタッペンは予選後の会見で、このダメージについて次のように語っている。
「少し膨らんで走ってしまった。ちょっとダメージがあったと思うけど、それでも大丈夫だった」
しかしレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、このダメージによりラップタイムにも影響が及んでいたことを明かしている。
「彼はマシンのフロアを激しく打った。かなり車高を落としていたからだ。これでマシン前方のフロア下にある、いくつかのカーボンパーツを失ってしまった」
ホーナー代表はSkyスポーツF1のインタビューにそう語った。
「おそらく彼は、ダメージを受けた後のセッションで、約0.1秒の影響を受けていただろう」
「Q1最初の走行なら、プレッシャーがあまりかかっていないから『やっちゃったな』と思うだけだろう」
「そのダメージが大きくなることはなかったが、彼はその状況に信じられないほどうまく対処した」
フェルスタッペンは、昨シーズン最終戦でもポールポジションを獲得しており、これで2戦連続ということになる。しかしそれ以上に、開幕戦でポールポジションを獲得したというのは、レッドブルにとっては大きい。彼らはここ数年、メルセデスと比較してシーズン序盤は失速するいわゆる”スロースターター”とも言えるような傾向を示したが、今回の結果での”悪癖”を断ち切ることになった。
ただフェルスタッペンは、シーズン最終戦ではなく開幕戦でポールポジションを獲得したことについては、”安堵”という感覚ではなかったと語る。
「それ(ポールポジションを獲得すること)は、いつも目指していることだよね?」
フェルスタッペンはそう語った。
「もちろん、ここ数年は実現できていなかった」
「しかしある意味では、レギュレーションはそれほど変わっていないし、昨年の弱点も理解していると思う。そして今年の開幕までに、それに対処できたようだ」
「もちろん、この結果には満足している。僕らにとって、素晴らしいスタートになった。でも、将来に向けた保証はない」
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