F1 ベルギーGP

今季で引退ベッテル、F1に持続可能なグランプリ実現のための投資を求める「収益の一部を使い、環境に優しいイベントの実現を」

今季限りでF1から引退することを表明したセバスチャン・ベッテルは、F1は収益の一部を再投資して、レースのプロモーターが持続可能なイベントを開催できるよう支援すべきだと考えている。

Filip Cleeren

Filip Cleeren

公開日時: 2022/08/17 7:16

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Sebastian Vettel, Aston Martin

 今季限りでF1を引退することを発表したアストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは、F1の収益の一部を、各グランプリが持続可能なイベントとなるように再投資するべきだと主張する。

 2019年、F1は2030年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを発表。これには、輸送時のCO2排出量の削減、F1マシンでの再生可能燃料の使用、廃棄物の削減など、多岐にわたる分野が含まれていた。

 再生可能燃料は、F1の次世代パワーユニットが導入される2026年シーズンから使われる見通しとなっており、WMSCによって承認された新レギュレーションのにも記載されている。また2025年シーズンまでに、グランプリでの使い捨てプラスチックを排除し、廃棄物を再利用もしくはリサイクルすることで、イベント自体を持続可能なモノとすることも目指している。

 ベッテルは、自身が所有する歴史的なF1マシンを持続可能燃料で走らせるなど、環境問題について大きな声を上げているドライバーのひとり。そしてF1が現在の収益の一部をプロモーターに再投資することで、より環境に優しいイベントとすることを目指すべきだと主張する。

「大観衆が参加するあらゆる種類のイベントは、時代に伴う責任を果たさなければならない」

 ベッテルはeスポーツのチャンピオンシップであるワールドeXが主催するサミットでそう語った。このワールドeXは、ゼロエミッションモビリティやクリーンエネルギーを促進している団体である。

「F1には大勢の人が集まるのは明らかだ。近年、特に北米での新しいファンが増え、スポーツ自体が大きく成長したと思う」

「しかしそれに伴い、コースに行く必要がある人、彼らがコースにいる時にマネジメントする必要がある人が増えている。つまり他の大きなイベントと同様、できることはたくさんある」

「当然のことながら、人々がどうやってイベントに行くか……公共交通機関で行く人は少ない。だから、できることはたくさんあると思う」

「最終的には、F1が生み出した売上金や資金の一部を使い、プロモーターに再投資して、観衆をコントロールするより良い、より環境に優しいクリーンな解決策を選択するチャンスを与える必要がある。そしてイベント自体をコントロールするんだ」

 ベッテルは以前、現在のF1で使われているパワーユニットの技術は複雑すぎるため、市販車との関連性が低いと語っていた。しかしながら今では、F1は広く社会全体に有益な持続可能性の技術開発と繋がることで、世間に存在する問題に対峙することができると考えているようだ。

「究極的には、車を運転していても、音楽のコンサートに行ったり、他のことをしても、大きな違いはない」

「でも、それは関連性の問題に繋がる。もし僕らが、本当の意味で変化を助ける方法を見つけることができなければ、そして僕らが楽しんでいることから誰もが恩恵を受けられることに貢献し、それに伴うエンジニアリング面の革新ができたのならば、すぐにこういう疑問が出てくる。『さて、何がポイントなんだ?』というね」

「僕らはそれを愛しているから、そのことを理解している。僕らはモータースポーツの愛好家だから、その説明を受ける必要はない。でも、そういう疑問は将来出てくると思う」

「僕らが手にしている莫大な”パワー”で1周先にいられるのか……周回遅れにならないようにできるかどうかは、僕ら次第だ」

「僕らはモータースポーツに、多くのお金を投下している。でもそれには、多くの革新やエンジニアリング、そしてより良い方向に向いていくことができる力を伴う。その結果、モータースポーツに関与していない誰でも、いつの日か恩恵を受けることができるはずだ。その答えが、電気であるのか、あるいは水素やその他のものであるのかということとは関係ない」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 角田裕毅、F1参戦2年目の前半戦は『10点中7点』と自己評価「僕とピエールのポイント差は小さい」

次の記事 エミリア・ロマーニャGPの3位表彰台は、ノリスにとって驚き「あの走らないマシンで……信じられない!」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Filip Cleeren



ハイリスクでカオス? 新サーキットのマドリンクに対するドライバーの評価

F1

F1

スペインGP

7 時間前

ハイリスクでカオス? 新サーキットのマドリンクに対するドライバーの評価



角田裕毅の10位入賞どうなる? アウディがイタリアGPの結果に対して正式に異議申し立てへ

F1

F1

イタリアGP

1 日前

角田裕毅の10位入賞どうなる? アウディがイタリアGPの結果に対して正式に異議申し立てへ



これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度

F1

F1

イタリアGP

3 日前

これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度

More from

セバスチャン ベッテル



生まれてはじめて「レースをしたくない」と思った……ユベールの事故死が、F1王者ベッテルの“レース観”に与えた影響

F1

F1 1 ヵ月前

生まれてはじめて「レースをしたくない」と思った……ユベールの事故死が、F1王者ベッテルの“レース観”に与えた影響



元レッドブルのマルコ博士が語る、フェルスタッペンの強さの理由「15歳の頃、その身体に25歳の精神が宿っているように見えた」

F1

F1 4 ヵ月前

元レッドブルのマルコ博士が語る、フェルスタッペンの強さの理由「15歳の頃、その身体に25歳の精神が宿っているように見えた」



セバスチャン・ベッテル、ロンドンマラソンに出場。初マラソンにもかかわらず、3時間切りの激走「みんなもやってみて!」

F1

F1

サウジアラビアGP

4 ヵ月前

セバスチャン・ベッテル、ロンドンマラソンに出場。初マラソンにもかかわらず、3時間切りの激走「みんなもやってみて!」

最新ニュース



抜けないマドリンクの姿が露わに……ランク首位スレイター無得点で、ウゴチュクが急接近。中村7位、加藤9位……優勝はナエル|FIA F3マドリード スプリントレース

FIA F3

F3 FIA F3

Madrid

1 時間前

抜けないマドリンクの姿が露わに……ランク首位スレイター無得点で、ウゴチュクが急接近。中村7位、加藤9位……優勝はナエル|FIA F3マドリード スプリントレース



MotoGPサンマリノ予選|ベッツェッキ、レコード更新驚速アタックでポールポジション! 兄マルケスが2番手確保

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

1 時間前

MotoGPサンマリノ予選|ベッツェッキ、レコード更新驚速アタックでポールポジション! 兄マルケスが2番手確保



F1分析|初開催マドリンク、決勝では複数回ピットイン必須? それより気になるのは”トラックリミット違反”の多さ……FP1とFP2ではそれぞれ50回近くの違反も

F1

F1 F1

スペインGP

1 時間前

F1分析|初開催マドリンク、決勝では複数回ピットイン必須? それより気になるのは”トラックリミット違反”の多さ……FP1とFP2ではそれぞれ50回近くの違反も



最大の不確定要素はタイヤのデグラデーション? ラッセル「FP1のままなら6回ストップが最速だろうね!」

F1

F1 F1

スペインGP

2 時間前

最大の不確定要素はタイヤのデグラデーション? ラッセル「FP1のままなら6回ストップが最速だろうね!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録