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MotoGP エミリア・ロマーニャGP

「金曜日の苦戦が改善のチャンスになった」今季初優勝ビニャーレス、災い転じて福

MotoGPエミリア・ロマーニャGPで今季初優勝を挙げたヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、金曜に苦戦したことでアプローチを変えたことが、今回の勝利に繋がったと語った。

Lewis Duncan

Lewis Duncan

公開日時: 2020/09/21 5:52

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Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing

 MotoGP第7戦、第8戦はミサノ・サーキットでの連戦となった。第7戦サンマリノGPではマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がポールポジションを獲得し、そのままレースも優勝するかと思われたが、彼はレースペースで苦戦し6位に終わった。

 それから1週間。第8戦エミリア・ロマーニャGPでもビニャーレスはポールポジションを獲得。決勝に向けては前戦のような苦戦が心配されたが、序盤は好ペースで走り、大烈をリードした。一時はフランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)に先頭を奪われたものの、バニャイヤが転倒リタイアとなったことで、ビニャーレスが今季初優勝を手にした。

「金曜日は、正直に言って本当に悪いフィーリングだった」

 レース後、ビニャーレスはそう週末を振り返った。

「でもその状況こそが、僕らに改善のチャンスを与えてくれたし、バイクのレースセッティングを見直す現実的な機会となった」

「土曜、そして日曜に向けて多くの改善を果たしたから、金曜の苦戦には感謝している。チームと行なった作業に満足している」

「とにかく、僕らは地に足をつけて、そしてレース毎により改善していく必要があることを理解している。でもまた表彰台の一番上に戻ってこれて嬉しいよ」

 今回のレースペース面での改善は、マシンのどこに施した変更が効果を発揮しているのか? そう訊かれたビニャーレスは次のように語った。

「バイクのバランスをかなり変更したんだけど、ブレーキングのフィーリングがすぐに良くなった。ブレーキングとコーナリングスピードに対するバイクのポテンシャルを全て引き出せたと思う。フロントに対する自信が増して、とても良いフィーリングなんだ」

「昨日の予選についてはとても満足だった。もの凄いラップを刻めたからね。そして今日、僕らはとても一貫したリズムを保つことができた。特にスタート時は集団を分断するためにハードにプッシュしたんだ。それが考えていたことで、上手く行ってとてもハッピーだ」

 ビニャーレスはヤマハに加入して以来、フルタンク状態でレースペースに苦しむことが多く、序盤の段階で後退する姿が多々見られてきた。

 彼は今回のエミリア・ロマーニャGPの結果が、自身の真のペースが常にマシンによって隠されてきたことを証明するものだと考えている。

「今日の結果は良いものだ。特に日曜のレースに向けては、多くの人が僕(の力)を疑っていたようだからね」

「大部分の人は、問題は僕のメンタルだと考えていたみたいだけど、僕のメンタルはまちがいなく他の週末と同じものだ。僕は勝つためのメンタリティを備えている。それから正直に言えば、最初からプッシュする自信がバイクに持てていなかったんだ」

 今回の優勝で、ビニャーレスはチャンピオンシップ争いで首位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に一気に接近。わずか1ポイント差となった。

 ただビニャーレスはタイトル挑戦のことはあまり考えず、ヤマハのマシンを改善していくことに集中すると語った。

「チャンピオンシップについてはあまり考えすぎず、楽しんでいくこと、そしてバイクを最大限プッシュすることを考えているんだ」

「来年に向けて良いバイクを準備する必要があるし、今年はレース毎に何かを学んでいる。思慮深くあり、そして次のレースへ向けて学ぶことがとても大事なんだ」

 

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