MotoGP カタルニアGP
ビニャーレス、“ヤマハ離脱”を仄めかす報道に不快感。メディア対応の難しさを実感
マーベリック・ビニャーレスはヤマハとの関係についての自身の発言が意図とは違った取り上げられ方をしていると、メディアによる報道を批判した。
Lewis Duncan German Garcia Casanovs
編集: 2021/06/15 8:27
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

マーベリック・ビニャーレスは2017年にホルヘ・ロレンソの後釜として、スズキからヤマハへと移籍。今シーズンで5年目となっており、少なくとも2022年まではヤマハに所属することとなっている。
そんなビニャーレスだが、6月4日にDAZNが公開したインタビューによって、ヤマハとの関係が悪化しているのではないかという憶測が広がることになった。当時開催だったカタルニアGPを前に、成績が上向かないビニャーレスに対し、ヤマハからの要請でクルーチーフを変更したという点も、そうした憶測に拍車をかけていた。
Read Also:
DAZNのインタビューの中で、彼は自身の将来のアプローチについて「冷静に、冷静にね。同じ様なミスはしたくない」と答えていた。
「良い決定を下して、自分に合ったベストな道を選びたいと思っている。というのも、ここ数年僕は多くのことに適応しなければならなかった。特にライディングスタイルではね。世界チャンピオンを目指して戦うために、自分にあった選択肢を選ぼうとしている」
「今年、その(タイトル獲得の)チャンスが無いとは言わない。だけどポテンシャルを発揮できなくて、イライラしているんだ」
「結局、人生では最善の決定を下せない時もある。数年前、僕はベストな決定を下せなかったと思う。だからまた間違いは犯したくない」
こうした発言は、ビニャーレスが直近で結んだ2021−2022年の契約に関して言及されたものだと広く受け取られた。2020年の契約更新当時はドゥカティがビニャーレスに興味を示していたものの、ビニャーレスはヤマハを選択していた事情も背景にある。
タイトル獲得を目指してスズキからヤマハに移ったビニャーレスだが、実際は5年を過ごしても手が届かない……こうした状況での前述の発言だったため、“ヤマハ入り”を悔やむ言外の意図を推測されることに繋がったと言える。
しかしビニャーレスは後にSNSでそうした考え方を否定。彼の発言はMotoGPクラスでの出来事ではなく、キャリア初期の出来事についての言及だったと説明した。
そのうちのひとつが、Moto3クラス時代の2012年シーズン末にパフォーマンス面や契約関連をめぐり、3レースを残してチームを離脱を決めたことだったという。
2013年にビニャーレスはTeam Calvoへ移籍。タイトルを獲得し、翌年にはMoto2クラスへ昇格し、2015年にはスズキからMotoGPへとデビューを果たした。
ビニャーレスはDAZNで語った“ミス”について、Moto2を1年間で卒業しMotoGPへとすぐに昇格したこともミスのひとつだと認めた。
5日の予選後に、当該のインタビューについて尋ねられたビニャーレスだったが、彼はコメントが最悪の形で受け取られていると感じており、インタビューを受けることは“とても難しい”と語った。
「なによりもまず、僕は概念的なことについて話していたんだと、それを明確にしておきたい。ただインタビューというのは結構難しくて、人々は常に悪い方向で捉えて、僕たちとチームを衝突させようとしている」
「僕は失敗のあった2012年のことや、(Moto2から1年で)MotoGPへ移ったことについてハッキリと述べたかったんだ。僕はもう少し待つべきだったのかもしれないとね。でももちろんスズキと契約を結んだことは良い決断だったと思っている」
なおビニャーレスはヤマハのプロジェクトを信頼していると語り、2022年以降に関しても契約更新の可能性を排除することはないとしている。
Read Also:
- F1王者ルイス・ハミルトン、テニス全仏OP棄権の大坂なおみに寄り添う「若手選手への精神的サポートが必要」
- 王者ホンダがまさか? 未だ表彰台なく、2022年はコンセッション適用の可能性も
- ブレンボ、MotoGPオーストリア連戦に向け新型ブレーキをテスト。2020年はビニャーレスがトラブルで大クラッシュ
- 今や欠かせない? レーシングドライバー/ライダーが、自転車でトレーニングをする理由
- MotoGP版「Drive to Survive」はアマゾンプライムで配信へ。撮影部隊は開幕戦から現地入り
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 王者ホンダがまさか? 未だ表彰台なく、2022年はコンセッション適用の可能性も
次の記事 ホンダがこのまま終わるわけがない! 王者マルケス「シーズン終わりまでに表彰台に立つ」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Lewis Duncan

ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし

転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」

クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
![]()
More from
マーベリック ビニャーレス

3ヵ月欠場からのMotoGP復帰、一番驚いているのはビニャーレス本人?「KTMが僕に何を求めているのか分からない」と困惑気味
MotoGP
MotoGP
日本GP
10 日前
3ヵ月欠場からのMotoGP復帰、一番驚いているのはビニャーレス本人?「KTMが僕に何を求めているのか分からない」と困惑気味

マーベリック・ビニャーレス、日本GPでMotoGPに復帰へ「バイクに乗ってレースするのが待ちきれない」
MotoGP
MotoGP
日本GP
14 日前
マーベリック・ビニャーレス、日本GPでMotoGPに復帰へ「バイクに乗ってレースするのが待ちきれない」

テック3、ビニャーレスがオーストリアも欠場。代役は再びエスパルガロも……肉体がキツイ? 「ミサノは超疲れた。もう年寄りなんだよ!」
MotoGP
MotoGP
オーストリアGP
27 日前
テック3、ビニャーレスがオーストリアも欠場。代役は再びエスパルガロも……肉体がキツイ? 「ミサノは超疲れた。もう年寄りなんだよ!」
![]()
More from
ヤマハ・ファクトリー・レーシング

2027年MotoGP新フォーマット、賛否分かれる「気に入ってる」「受け入れるか、去るか」ライダー団結も課題に?
MotoGP
MotoGP
インドネシアGP
4 日前
2027年MotoGP新フォーマット、賛否分かれる「気に入ってる」「受け入れるか、去るか」ライダー団結も課題に?

スプリントは半分くらいの数が妥当? クアルタラロ「年間1012戦なら嬉しい。F1と同じにすべき」12戦なら嬉しい。F1と同じにすべき」
MotoGP
MotoGP 12 日前
スプリントは半分くらいの数が妥当? クアルタラロ「年間10

クアルタラロ、ヤマハとの亀裂は修復へ。サンマリノGP前に話し合い実施「適切じゃない言葉使いだったかも」
MotoGP
MotoGP
サンマリノGP
1 ヵ月前
クアルタラロ、ヤマハとの亀裂は修復へ。サンマリノGP前に話し合い実施「適切じゃない言葉使いだったかも」
最新ニュース

個人主義なライダーにも団結の時きたる? 「いずれF1同様に協会ができる」と王者マルケス
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
32 分前
個人主義なライダーにも団結の時きたる? 「いずれF1同様に協会ができる」と王者マルケス

レッドブル、ADUO制度の微調整に向けFIAに協力「最初の評価には驚いた」
F1
F1 F1
バーレーンGP
1 時間前
レッドブル、ADUO制度の微調整に向けFIAに協力「最初の評価には驚いた」

レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施
General
Misc General 5 時間前
レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施

TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
SFライツ
SFL SFライツ 6 時間前
TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録