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名門ウイリアムズは”家族経営”から脱皮した? カピト代表「ちゃんとしたエンジニアリング企業になった」

ウイリアムズのヨースト・カピト代表は、”重要な変化”を経て、ウイリアムズが家族経営から”しっかりとした構造を持つエンジニアリング企業”に成長したと考えている。

Williams FW44 detail

写真:: Williams

 オーナー変更という大きな変化を経験した名門F1チーム、ウイリアムズ。チーム代表のヨースト・カピトは、家族ビジネスから脱却し、エンジニアリング企業に脱皮できたと考えている。

 2018年から2020年まで3シーズン連続でコンストラクターズ選手権最下位という凋落を経て、ウイリアムズの創業一家は株式の過半数を米国の投資会社ドリルトン・キャピタルに売却した。これが2020年8月のことである。

 新オーナーは2021年2月、元フォルクスワーゲン・モータースポーツの責任者、ヨースト・カピトを招き、チーム再編成の指揮を執らせた。カピトはかつての部下をウイリアムズに複数人招聘し、チームの人材を補強した。

 就任1年目を振り返るよう求められたカピトは、チームを”ファミリービジネス”からしっかりと構造化されたエンジニアリング企業に移行させるために、重要な変更を行なったとmotorsport.comに語った。

「まず第一に、ウィリアムズに入ってくる人は高い敬意を抱いている」とカピトは言う。

「ここは、過去に大きな成功を収めた、大きな遺産を持つチームなのだ」

「我々が行なったのは、個人的な変更ではなく、いくつかの重要な変更だ。精神面を向上させ、チームに誇りを取り戻すことが大きな助けとなったと思う」

「これ以上、最下位は受け入れられない。グリッド位置を上げていきたいんだ。そのために懸命に働いている。我々にはそのスピリットが必要で、旅を楽しまなければならない」

「それが重要だったと思う。我々はポイント争いに加わり、ポイントを狙える位置につけた。スパでの表彰台は、チームだけでなく、会社全体の背中を押すものだった」

「また、プロセスや構造、社内でのコミュニケーションも改善された。そして、会社としての価値観や、会社としてあるべき行動様式を確立した」

「家族経営の会社から、しっかりとしたエンジニアリングの会社になったのだと思う」

 カピトは、チームの低迷は短期的に解決できるものではないことを認めた。今や、チームは戦うためのリソースを確保できているが、予算上限によって新オーナーが行なえる投資は限られてくる。

「2020年の時点からチームをあるべき姿に戻すには、長い道のりが必要だ。1年で修復して元に戻せるようなものではないので、まだやるべきことがある」とカピトは付け加えた。

「ここ数年投資をしてこなかったため、トップチームと比べるとまだまだ足りないと思う。そして昨年からは、予算でも制限されるようになった」

「でも、みんな新しいクルマでゼロからスタートする訳だし、自分たちがどの位置からスタートできるのかを言い表すのは非常に難しい。だから我々にとって進歩とは、競争相手と比較していかに改善できるかということなんだ」

 
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