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選択肢はアルボンとデ・フリーズ以外にも! ウイリアムズ、2022年のラインアップ決定まで「まだ時間的な余裕はある」

ウイリアムズのCEOを務めるヨースト・カピトは、来季の布陣を固めるにあたりアレクサンダー・アルボンやニック・デ・フリーズと接触しているが、最終的な決定を下すのに「時間的なプレッシャーはない」と語った。

George Russell, Williams FW43B

George Russell, Williams FW43B

Zak Mauger / Motorsport Images

 躍進を続けるジョージ・ラッセルのメルセデス昇格が発表された。これにより、シートが空くウイリアムズは新たなドライバーを迎え入れるようだ。

 チームは、メルセデスでフォーミュラE王者に輝いたニック・デ・フリーズやレッドブル・ホンダでリザーブ兼テストドライバーを務めるアレクサンダー・アルボンとコンタクトを取っている。しかしCEOを務めるヨースト・カピトは、来季のドライバーラインアップの最終的な決定を下すのに「時間的なプレッシャーはない」と語り、余裕を見せている。

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 現在のレギュラードライバーであるニコラス・ラティフィは来季以降の契約が未発表ではあるものの、チーム残留の可能性が高いと言われている。そのため、残る一席に誰が座るのかが話題を呼んでいる。

 レッドブルはアルボンの2022年のF1シート獲得に奔走しており、チーム代表のクリスチャン・ホーナーも「ウイリアムズとアルファロメオの2チームが興味を示している」と金曜日に明かしている。

 しかしホーナーは、ウイリアムズにパワーユニットを供給し技術提携を結ぶメルセデスが、アルボンとウイリアムズの契約に水を差すのではとも語っている。

 ウイリアムズの2022年のドライバーラインアップに関し様々な声が聞かれる中、決定権を持つカピトは、早く発表しなければというプレッシャーはゼロだと語った。

「常に言っていることだが、我々にはまだ時間がある。ドライバーを選び出さなければという時間的なプレッシャーはない」とカピトは言う。

「我々よりもドライバー選択でプレッシャーを感じている人たちがいると思う」

「ジョージに関する発表はない。我々は今後の選択肢を確認するつもりだ。今はいくつかある選択肢を整理しているところだ」

Alexander Albon, Red Bull Racing

Alexander Albon, Red Bull Racing

Photo by: Red Bull Content Pool

 カピトは、来季のウイリアムズドライバーに選ばれるだけの魅力を持つのは「アルボンだけではない」と語り、チームへ大きく貢献できるドライバーは「複数人」いると明かした。

「来年に向けて様々な意見があるが、それ自体は正しいとか悪いということではない」とカピトは言う。

「F1での経験を持ったドライバーも選択肢にある。マイナスなことでは決してない。常にプラスな要素だ」

「しかし、来年はマシンが一新され、誰もがそのマシンを学ぶ必要があるから(経験値の)差は少なくなる。つまり、新たにルーキーを入れることもできる」

「別のカテゴリーで走るみたいになるだろう。だからこそ、低リスクで新人をF1に迎える理想的なタイミングでもあるのだ」

「そのため、こうした選択肢に関してあまり深く考えすぎないようにしている」

 メルセデスのリザーブドライバーも担当するデ・フリーズだが、アルボンらと比べてF1マシンでの走行経験が比較的乏しい。しかし、ラッセルからは「来季のF1シートに相応しい素晴らしいドライバー」と太鼓判を押されている。

 メルセデスのトト・ウルフ代表も、昨年からメルセデスのフォーミュラEチームに在籍するデ・フリーズがメルセデス陣営に残ることを期待しているが、シート獲得の邪魔をするつもりはないと語っていた。

 また、選択肢はアルボンやデ・フリーズだけではないとカピトは付け加えた。

「他にもF1経験者はいるし、F1に上がるため必死に努力している若手ドライバーもいると思う」とカピトは言う。

「ふたりだけではない。選択肢の幅はかなり広い」

 直近のF1経験者には、アストンマーチンでリザーブドライバーを務めるニコ・ニュルケンベルグやアルピーヌで同職に就くダニール・クビアトが挙げられる。また、ウイリアムズのリザーブドライバーであるジャック・エイトケンやデ・フリーズのフォーミュラEでのチームメイトであるストフェル・バンドーンも候補に挙がっている。

 
 

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