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メルセデスF1ウルフ代表、フェラーリ代表を事実上更迭されたビノットの獲得を完全否定「共に働くには、我々の関係には亀裂が生じすぎてしまった」

メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、今季限りでフェラーリのチーム代表の座を退き、同社からも離れることになったマッティア・ビノットが、将来メルセデスの加入する可能性について否定した。

Mattia Binotto, Team Principal, Ferrari, Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 フェラーリF1のチーム代表を2019年シーズンから務めてきたマッティア・ビノットが、今季(2022年)限りで同職を退き、さらにフェラーリからも離れることになった。かつてはフェラーリのエンジン/パワーユニット部門を率いていたことがあるビノットの存在は、他のパワーユニットメーカーにとっても貴重なものと言える。しかしメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、将来ビノットを迎え入れる可能性について完全否定した。

 2022年のフェラーリはシーズン前半、レッドブルと互角以上に渡り合った。しかしマシンの信頼性の問題や戦略ミス、デグラデーションが激しいマシン特性などにより失速し、最終的にはレッドブルとマックス・フェルスタッペンの前に完敗を喫することになった。

 この結果を受けてフェラーリは、ビノットを事実上更迭。F1チームの代表を退くだけでなく、ビノットはフェラーリからも追われることとなった。

 ただその後任人事は難航しており、未だ決まっておらず。現アルファロメオのチーム代表であるフレデリック・バスールが最有力だと言われているが、正式決定は2023年になってから、新たなチーム代表を任命するとしている。

 そのビノットの今後の去就についてはまだ決まっていないが、少なくともメルセデスに加わる可能性はないようだ。メルセデスのウルフ代表はF1のポッドキャストに登場し、ビノットとの関係はよくないため、獲得する可能性はないと語った。

「我々は以前、今よりも良い関係にあった」

 そうウルフ代表は語った。

「しかし彼がとてつもないプレッシャーにさらされているのは、常に明らかだった。フェラーリの代表として、チームを離れることに向けて良い契約を結んだ方が良かった」

「止むを得ないことが起きたのかもしれない。でも、彼は思ったよりも長くチーム代表を務めてきた」

 ビノットはチーム代表になる前にはフェラーリのテクニカルディレクターを務めており、それ以前は前述の通りエンジン部門を率いてきた。その経歴は、F1のパドックの中でも特に充実したモノだと言えよう。

 その華々しい経歴を活かすべくメルセデスに加わり、同社のPU開発部門”ハイパフォーマンス・パワートレインズ”を監督する立場になる可能性はあるかと尋ねられたウルフ代表は、これを完全に否定した。

「この2年、我々の間では多くの亀裂が生じてしまったと思う。それ(ビノットを起用すること)を実現するのは不可能だろう」

 そうウルフ代表は語った。

「他のチームのことについてはなんとも言えない。しかし、確かにマッティアはF1を完全に理解しているし、おそらくは別のチームで仕事を見つけることになるだろう」

 前述の通りアルファロメオのチーム代表であるバスールが、ビノットの後任最有力候補だが、誰が後任に最もふさわしいかを判断するのは非常に難しいと、ウルフ代表は語る。

「おそらくF1だけじゃなく、モータースポーツ全体を理解する必要がある」

「でも、このスポーツはとてもニッチな存在だ。レギュレーションも、統治機関も、商業権所有者も、そして他のライバルチームも……我々は基本的に、このパッケージの中に閉じ込められているようなモノだ。その中では、政治的にも賢明である必要がある」

「とてもニッチで専門的な環境だ。このスポーツは、知れば知るほどより良いモノになっていく。でも、これしか出来ないという存在には、なりたくないものだ」

「良いレーシングマネージャーになることができるかもしれないけど、それだけでは、商業的な面やこの世界の外で何が起きていることを、理解することはできないんだ」

 
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