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3年連続の三冠達成へ……トヨタ、来季のWRC参戦体制を発表。トヨタ自動車豊田章男社長「来年もこのチームと戦うのが楽しみ」

2023年のWRC(世界ラリー選手権)参戦体制を発表したTOYOTA GAZOO Racing。チームオーナーと代表、そして各ドライバーが、来シーズンに向けた意気込みを語った。

Kalle Rovanperä, Jonne Halttunen, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota GR Yaris Rally1

写真:: Red Bull Content Pool

 TOYOTA GAZOO Racingが、2023年のWRC(世界ラリー選手権)のドライバーラインアップを発表。勝田貴元はセバスチャン・オジェと3台目のマシンをシェアする形でTOYOTA GAZOO Racing WRTの一員としてWRCに参戦することが決まった。

 2022年シーズン、マニュファクチャラー、ドライバー、コ・ドライバーと3つのタイトルを獲得したトヨタは、来季もさらなる好結果を目指し、基本的には今季と同じラインアップを継続。ただ、2023年シーズンはTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationとして参戦していた勝田/アーロン・ジョンストン組が、オジェ/ヴァンサン・ランデ組と3台目のマシンをシェアする形で、TOYOTA GAZOO Racing WRTからWRCに参戦する形となる。なおオジェ組が出場するラリーについても、勝田組はチーム外ながら同じGR YARIS Rally1 HYBRIDを使って参戦するという。

 このラインアップについて、チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラは次のように語る。

「2022年はチームにとって最高のシーズンとなりました。3年連続の3冠は大きな挑戦となりますが、間違いなく我々の来シーズンの目標であり、それを達成するために引き続き力を合わせていかなければなりません」

 そうラトバラ代表は語る。

「貴元がセブとクルマをシェアし、レギュラーチームのラインナップに加わるのはとても喜ばしいことです。彼にはフルシーズン出場する機会を用意し、引き続き経験も積んでもらいますが、このステップアップは適切なタイミングだと判断しました。2022年、貴元はWRCで最も安定してポイントを重ねたドライバーなので、チームにしっかりとポイントをもたらしてくれると確信しています」

「その他の3人は、ラリーに勝って選手権争いをしてくれる力のあるドライバーです。カッレ(ロバンペラ)はタイトル防衛という新しいチャレンジになりますが、よりモチベーションも高まるでしょうし、彼はなにより運転することが大好きです。エルフィン(エバンス)にとって、2022年は難しい1年となりましたが、クルマに対しては良いフィーリングでシーズンを終えたと思いますし、2023年も競争力ある走りをしてくれると確信しています。セブはフル参戦でなくても優勝争いができる速さを持っていますし、引き続きチームにも多くのことをもたらしてくれるはずです」

 ドライバーズタイトル連覇を目指すロバンペラは、簡単な挑戦ではないと認めつつ、全力を尽くすと語った。

「TGRと一緒に戦ってきたこれまでは素晴らしい3年間となっています。特に2022年は本当に素晴らしい結果を達成することができました」

「来年もチームの皆と共に戦い、3冠を勝ち取りたいと思っています。競争は常に激しくなっているのでタイトルを守るのはさらに大きなチャレンジになると思いますが、もちろんベストを尽くします」

 エバンスも次のようにコメントを寄せている。

「TGRと共に戦う4年目をとても楽しみにしています。2022年は望んでいたような年にはなりませんでしたが、最初の2年はとてもよい内容でした。常に改善に向けて懸命に働き、結果を出しているチームの一員であることをとても嬉しく思っています」

「個人としては、2023年はもっと強い結果が出せる1年にしたいですし、チームとしても引き続き素晴らしい結果を継続したいと思っています」

 さらにオジェもコメントを寄せ、ラリーに参戦しながら家族との時間も過ごすことができる今の体制に感謝した。

「2023年も今年と同じような参戦の形をとり、TGRでの4年目の年を迎えられることをとても嬉しく思っています。トップチームでラリーに参戦し、自分の情熱を継続しながらも、家族との時間や別のことをする時間を持つこともできているので、とてもよいバランスで、ありがたく思っています。来年もTGRのチームの一員として、さらに多くの勝利を目指して戦うことを楽しみにしています」

 トップチーム昇格が決まった勝田も次のように語り、来季の自身に課された期待に気を引き締めた。

「自分のキャリアにおいて、次の一歩を踏み出すことを嬉しく思っています。チームの中でこのような役割を担うことは自分にとって大きな目標でした。このような素晴らしい機会を与えていただいたことに感謝しています」

「もちろんこれまでよりプレッシャーも増えますが、来シーズンに向けて準備をしっかりして、チームのために自分ができるベストを尽くしたいと思います」

 チームオーナーでもあるトヨタ自動車の豊田章男社長もコメントを寄せ、来シーズンも楽しみにしていると語った。

『「家族的な雰囲気でプロフェッショナルなチームをつくって欲しい」2年前にヤリ-マティにお願いしたのはこの一言だけでした」

 そう豊田社長は語る。

「先日、はじめて長い時間をチームと過ごしました。私も含め、本当に家族のような気持ちでいられるチームだと感じました。どんな話で盛り上がっても行き着く話題はクルマの話。他のどこにもいない”世界一クルマが好きな家族”のように思います」

「シーズンは終わったばかりですが、このチームと、また1年、WRCを戦っていけること、今から楽しみで仕方ありません」

 
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