2021年のWRC第2戦スウェーデン、新型コロナ拡大で中止に。代替開催地模索中
世界ラリー選手権(WRC)は2021年シーズンの第2ラウンドであるラリー・スウェーデンを中止すると発表した。
Sbastien Ogier (FRA), Toyota Gazoo Racing WRT, Toyota Yaris WRC 2020
McKlein / Motorsport Images
12月初旬に2020年シーズンの最終戦を終えた世界ラリー選手権(WRC)。新型コロナウイルスの影響を受け大きくスケジュールが変更されたが、無事にシーズンが閉幕となった。
2021年シーズンの開催スケジュールに関しては、1月のラリー・モンテカルロから始まり、最終戦ラリー・ジャパンまでの全12戦で組まれていた。
しかし12月15日、WRCは新型コロナウイルスの影響によって、2021年2月11日〜14日に予定されていた第2戦ラリー・スウェーデンが中止されると発表した。
開催まであと2ヵ月に迫っていたが、スウェーデン当局は新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑みて中止に踏み切った。
現在スウェーデンでは新型コロナの感染者数が増加しており、10月の段階では10万人だった数が、12月中旬の時点で32万人と3倍以上の数に膨れ上がっている。
「ラリー・スウェーデンの主催者、FIAそしてWRCプロモーターは、地元住民の健康が優先的に考えることであると理解している。またベルムランドのコミュニティとWRCファミリーの療法を守るための、共同の義務がある」
ラリー・スウェーデンのCEOであるグレン・オルソンはそう語った。
「計画中、我々はこの地域の新型コロナの状況に関し、密なモニタリングを続けてきた。我々の新たなスケジュールを考えると、当然ながら残念ではあるが、この決定は我々の支持するモノだ」
なおWRCはラリー・スウェーデンの代替となる開催地を探すためにプロモーターと交渉中だと言い、近日中に代替開催地を発表できればとしている。
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