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セントラルラリーはヤリスWRCの勝田が優勝。WRC日本への課題も浮き彫りに

2020年のWRC日本ラウンド”ラリー・ジャパン”へ向けたテストイベント”Central Rally Aichi/Gifu 2019”が愛知県と岐阜県を舞台に行われ、勝田貴元がヤリスWRCを駆って優勝を果たした。しかし運営面では、WRC開催へ向けた課題が浮き彫りとなった。

podium

写真:: Motorsport.com / Japan

 2020年に開催が決まったWRC(世界ラリー選手権)の日本ラウンド。そのテストイベントとしてCentral Rally Aichi/Gifu 2019が愛知県と岐阜県を舞台に行われ、トヨタのYaris WRCを駆った勝田貴元&ダニエル・バリット組が優勝を果たした。2位にはシトロエンC3 R3を走らせた新井大輝&イルカ・ミノール組、3位にはシュコダ・ファビアR5の福永修&斎田美早子が入った。

 勝田は2位の新井に、3分50秒の差をつけての勝利だった。

「主催者のみなさんと、協力していただいた皆さんに感謝したいと思います」

 優勝記者会見で、勝田はそう語った。

「時間がない中、難しい運営を強いられたのではないかと思います。でも、最後までしっかり走り切ることができました。びっくりするほどのお客様がサービスパークにいらっしゃり、リエゾンにも多くの方が観に来てくれていました。最後まで楽しく走ることができました」

 今回Central Rally Aichi/Gifu 2019で使われたコースは、来年のWRCでも使われる可能性がある。その印象について勝田は、次のように語った。

「ステージについては、日本特有の狭くてツイスティなコースでした。これまでヤリスで走ってきたのとは異なるドライビングスタイルとセッティングが必要でした」

「でも、来年に向けて良いデータを持ち帰ることができましたし、自分のドライビングも引き上げることができました。大きな収穫があったイベントだと思います」

 10日(日)には、約1万人の観客がCentral Rally Aichi/Gifu 2019を観戦に訪れたという。ドライバーや関係者も口々に、「こんなラリーは見たことない」と半ば興奮気味に語ったほど……その注目度の高さが伺える。

 ただ、問題が起きなかったわけではない。土曜日のSS5は、リエゾン区間での渋滞の影響でマシンの移動に時間がかかり、走行キャンセルとなった。また、日曜日の最終SSでは、スケジュールが遅れたことにより、国内格式の走行がキャンセルとなったのだ。他にも、地元住民への周知の徹底や、運営組織内の連絡体制、そして観戦客への情報伝達……様々な問題が浮き彫りとなった。

 ただ今回のCentral Rally Aichi/Gifu 2019は、2020年のWRC日本ラウンドへ向けたテストイベントとしての位置付け。こういった問題を洗い出すのも大きな目的であり、そういう意味では効果的なイベントだったと言えるかもしれない。

 Rally Japan運営事務局の担当者は「早速明日(11日)から、来年に向けた準備を始めます」と語った。

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