ヤマハ、モルビデリ昇格&ドヴィツィオーゾのSRT起用を正式発表。モルビデリは2023年末までの2年契約
ヤマハはフランコ・モルビデリと2023年末までの2年契約を締結したことを発表。合わせてアンドレア・ドヴィツィオーゾが、ペトロナス・ヤマハSRTへ加入することも正式に発表された。
Franco Morbidelli, Yamaha Factory Racing
Yamaha
MotoGPに参戦するヤマハは9月16日、現在ペトロナス・ヤマハSRTに所属するフランコ・モルビデリと、2023年末までの2年契約締結を発表した。また、アンドレア・ドヴィツィオーゾがペトロナス・ヤマハSRTからMotoGPに復帰することが、正式に発表された。
ヤマハは今年8月、スティリアGPでマーベリック・ビニャーレスが故意にマシンへダメージを与えようとしていたため、オーストリアGPの出場を停止させることを決定。その後、彼らは2021年末の契約満了を待つこと無く契約を終了したため、ヤマハのシートがひとつ開くことになった。
2022年にはビニャーレスの後任としてモルビデリが起用されることが既定路線と見られてきたが、ヤマハファクトリーチームは、そのビニャーレスの穴を埋めるため、サンマリノGPからモルビデリの早期昇格を余儀なくされた形だ。
モルビデリは負傷によって6月から欠場が続いていたが、サンマリノGPでヤマハファクトリーチームから復帰を果たすことになる。
モルビデリは、今回の発表に際して次のようにコメントしている。
「今週末、ヤマハファクトリーチームとの新しいチャプターを迎えることができて、とてもうれしく思っている」
「チャンピオンシップの終盤戦に向けて可能な限り回復していきたい」
「復帰についてはミサノのように、よく知っている思い出あるコースがいいと思っていた」
「バイクへ乗るのが楽しみしだし、モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPチームとの旅が始まることも楽しみに思っている」
「もちろん、このコラボレーションを実現してくれたリン(ジャービス/マネージングディレクター)、鷲見さん(プロジェクトリーダー)、伊藤さん(ゼネラルマネージャー)、そしてVR46アカデミーのみんなに感謝している」
またモルビデリがファクトリーチームへ移籍することで抜けたSRTの穴には、以前からアンドレア・ドヴィツィオーゾが起用されることになるとヤマハ側も認めていた。そして、ドヴィツィオーゾが2021年シーズンの残るレースと、2022年シーズンに参戦することも正式に発表された。
Andrea Dovizioso, Yamaha
ドヴィツィオーゾは2022年もヤマハと直接契約を結んだ上で、継続参戦しファクトリーマシンを走らせることになる。なおペトロナス・ヤマハSRTとしては今シーズン限りでMotoGPクラスから撤退するため、2022年にドヴィツィオーゾは新たな体制のもとでMotoGPへ参戦することになる。
「ヤマハとレースをすることは常に僕の夢だった。だから、このチャンスが来たときには、僕はこれがタフな挑戦だと分かっていても迷うこと無く決定した」
ドヴィツィオーゾはそう語る。
「新しいマシン、新しいチーム、新しい取り組み方と、学ばなければならないものは山積みだ」
「僕のホーム戦でもあるミサノからスタートする、大きな挑戦だ。これはとてもエキサイティングなものだし、YZR-M1に乗ることが待ちきれない」
Andrea Dovizioso, Petronas Yamaha SRT
Photo by: Yamaha
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