MotoGP

ヤマハMotoGP、サテライトチーム失った経験でアプローチに変化? 今後に向け「まずは説得力あるバイク作りをしなくては」

ヤマハMotoGPは2022年限りでサテライトチームを失ってしまったが、今後再びサテライト獲得を目指す際にはこれまでとアプローチを変えるだろうという考えを明かした。

Oriol Puigdemont

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公開日時: 2023/02/28 6:57

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Lin Jarvis, Yamaha Factory Racing

 MotoGPでヤマハは2022年限りでサテライトチームを失ってしまった。昨今ではサテライトチームの存在も重要になっているが、ヤマハも次にサテライトを獲得する時には、これまでとアプローチを変えるだろうという考えを明かしている。

 2010年代後半まで、ヤマハは長い間テック3をサテライトチームとしてきた。しかしテック3は2019年からKTM陣営へスイッチ。その後は新規チームのSRTと、その後継チームであるRNFをサテライトチームとしてきた。

 しかし、2022年限りでRNFはヤマハとの関係を終了。2023年からはアプリリア陣営に入ったことで、ヤマハはサテライトチーム無しの状態で新シーズンを迎えることになった。

 近年のMotoGPでは、サテライトチームの役割は大きく変化してきており、特に躍進を見せているドゥカティが効果的にサテライトチームを活用している。

 KTMやアプリリアもドゥカティ同様、サテライトチームを単なるカスタマーと捉えることなく、むしろファクトリーの延長として考えて、ファクトリーバイクを供給してマシン開発に積極的に活用しているのだ。

 そうした点をヤマハも痛感しているのか、MotoGPチーム代表を務めるリン・ジャービスはmotorsport.comのインタビューに応え、将来的にサテライトチームとの関係性はこれまでとは異なったモノになるだろうと語った。

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「我々はドゥカティ(のサテライト対応)をダイレクトに考慮している訳では無い」と、ジャービスは言う。

「ただサテライトチームを獲得するとなったとき、我々の提供するパッケージは、5年前のモノとは確実に異なっているだろう」

「サテライトチームとの関係は、より密接なモノへ変化しているんだ」

 なおヤマハのサテライトチーム候補だが、昨年12月のFIM会長のホルヘ・ビエガスの発言をきっかけに、VR46が2024年からヤマハ陣営になるのではないかという憶測が広がった。

 ただVR46は2024年末までドゥカティと契約を結んでいるため、これを即座に否定している。

 ジャービスはこうしたビエガス会長の発言に引っ張られまいとして「彼は自分の影響力を考えて欲しい」と釘を刺しつつも、将来的なサテライトチーム獲得については次のように付け加えている。

「もちろん、我々はできるだけ早くサテライトチームをまた迎えたいと思っている。だが色々と考慮すべき要素があるんだ」

「まずひとつ目に、我々はメーカーを変更するだけの価値があると説得できるバイクを作らなければならない」

「そうして、我々は良いサポートができる契約をオファーしなくてはならないんだ」

「結局のところ我々は現在の関係者との間での契約を尊重する必要がある。もし2024年にできなかったなら、2025年を目指すことになるだろう」

 なお2023年末でサテライト契約の節目を迎えるのは、グレシーニの1チームのみ。ただ、彼らは2022年にドゥカティ陣営入りし、1年目ながらもエネア・バスティアニーニが勝利するなど大成功を収めていることを考慮すると、ヤマハ陣営にスイッチする可能性は低いだろう。

 またRNFは2023年以降に向けた契約に関する話し合いで、ヤマハとの関係継続を望んでいたものの、ヤマハ側からは1年契約のオファーだったため、それを蹴ったのだと内情を明かしている。

 

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