メルセデスF1戦略担当、ジェームス・ボウルズがアジアン・ル・マンに参戦! マシンはマクラーレン720S
メルセデスF1でチーフストラテジストを務めるジェームス・ボウルズが、2月に4レースが開催されるアジアン・ル・マンにガレージ59からマクラーレン720S GT3で参戦することが決定した。


メルセデスF1でチーフストラテジストを担当してきたジェームス・ボウルズが、2月にドバイとアブダビで開催されるアジアン・ル・マンにガレージ59から4戦すべてに参戦し、マクラーレン720S GT3のステアリングを握ることが発表された。
ボウルズの参戦に関し、メルセデスと同じくイギリスはブラックリーに本拠地を置くガレージ59は、2月12〜20日までの短期間で4レースが戦われるアジアン・ル・マンは、「彼がメルセデスF1での本業に戻る前に、ドライバーとしてレースを楽しむ絶好の機会になる」とコメントしている。
昨年まではアストンマーチン・ヴァンテージGT3を使用していたガレージ59は、2022年シーズンに向けて車両をマクラーレンにスイッチした。
チームの2台の720S GT3のうち、ボウルズは59号車をドライブ。彼は、昨年のLMP3クラスチャンピオンで元F1ドライバーのパストール・マルドナドのいとこにあたるマニュエル・マルドナドとデンマーク人のニコライ・キアガードのふたりとシェアすることになる。
もう一方の88号車は、2020年のポールリカール1000kmでチームの勝利に貢献したマーヴィン・キルヒホーファーとチーム共同オーナーのひとりであるアレクサンダー・ウエスト、フランク・バードがステアリングを握る。
ガレージ59のチーム代表を務めるアンドリュー・カーカルディは、次のようにコメントしている。
「アジアン・ル・マンに向けたこのドライバーラインナップにはとても満足している」
「我々は皆、マクラーレン720Sでスタートを切ることを心待ちにしているし、シーズン初勝利を手にすることができるよう願っている。F1でも最高峰のストラテジストがチームにいることも、きっと有利に働いてくれることだろう」
そのボウルズは、2000年代初期からBARに所属しキャリアをスタート。その後チームはホンダ、ブラウンGPと名を変えていったが、ボウルズはチームに留まり、2009年のブラウンGPのダブルタイトル獲得に大きく貢献した。
ボウルズは、ブラウンGPをメルセデスが買収した後もチームに残り、現在はチーフストラテジストとしてチームを支えている人物だ。メルセデスF1は2022年シーズンに、ドライバーズタイトルの奪還、9度目のコンストラクターズタイトルをかけて望むことになる。
F1の2022年シーズンに向けたプレシーズンテスト前半は、ヤス・マリーナ・サーキットで行なわれるアジアン・ル・マン2022年シーズン最終戦のわずか3日後、2月23日から3日の間スペインはカタルニア・サーキットで行なわれる。
なお、2022年のアジアン・ル・マン・シリーズは、motorsport.comの姉妹サイトMotorsport.tvでライブ配信される予定となっている。
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