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バトンのGTチーム、使用マシンをNSXからマクラーレン720S GT3に変更

ジェンソン・バトンがパートナーとなっているチーム・ロケットRJNは、2020年のGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに、マクラーレン720S GT3で参戦することになった。

Jenson Team Rocket RJN McLaren 720S GT3

写真:: Jenson Team Rocket RJN

 2009年のF1王者であり、昨シーズンまでスーパーGTを戦っていたジェンソン・バトンがパートナーを務める、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ参戦チーム”ジェンソン・チーム・ロケットRJN”が、今シーズンはマクラーレン720S GT3を投入することになった。

 このチームは、バトンの長年の友人であるクリス・バンコムが、ボブ・ネビル率いるRJNと連携し、ブランパンGTシリーズ・エンデュランス・カップに参戦するために昨年立ち上げられたチームだ。シリーズの名称は、今季から前述のGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCE)に変更されることになったが、チームは引き続き参戦。昨年はホンダNSX GT3を走らせていたが、今シーズンはマクラーレン720S GT3を起用することになった。ドライバーはまだ発表されていない。

 バトンは今回の件について、次のように語った。

「今シーズン、ジェンソン・チーム・ロケットRJNが、720S GT3を使い、マクラーレンとレースをすることを確定できて嬉しい」

「豊富な経験を誇るチーム、そしてすでにレースに勝てるという地位を確立しているマシンで、自信に満ちたシーズンを迎える」

 ネビルも次のように語った。

「我々はホンダのマシンを使い続けられる立場にはいなかった。しかし幸運にも、この取引をまとめることができた」

「我々はとても喜んでいる。マシンは素晴らしく見えるし、これまでかなりの開発が行なわれてきた」

 ネビル曰く、マシンが今週中にデリバリーされることを望むと共に、4月にモンツァで開幕するGTWCEに向け、候補となるドライバーと話し合いを進めていることを明らかにしている。また参戦カテゴリーをシルバーカップにするか、それともプロ-アマクラスにするかも検討中だとしている。

 チーム名のロケットRJNは、バトンの亡き父親であるジョン・バトンが運営していたカートチーム”ロケット・モータースポーツ”にちなんで名付けられた。このカートチームからは、ルイス・ハミルトンやウィル・スティーブンス、オリバー・ローランド、ジェームス・カラドらが旅立っていった。もちろん、ジェンソン・バトンもこのチームで若き日にカートを走らせた。

 なおマクラーレン720S GT3は、今季初めてGTWCEに参戦。オプティマム・モータースポーツもこの720S GT3を使い、今季GTWCEのプロクラスに参戦することを先月表明している。

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Photo by: Jenson Team Rocket RJN

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