Studie体制発表、木下隆之&砂子塾長を起用しブランパンアジア参戦へ
今季はブランパンGTアジア・シリーズに参戦するBMW Team Studieが2018年体制発表会を開催。BMW M4 GT4とドライバーを発表した。
今シーズン、ブランパンGTアジア・シリーズに挑戦するBMW Team Studieは3月12日、東京・お台場にある「BMW GROUP Tokyo Bay」で 2018年体制発表会を開催。参戦マシンのBMW M4 GT4とドライバーラインアップを発表した。
2017年までスーパーGT300クラスに参戦していたBMW Team Studieは、2018年は活躍の場を移し、2台のBMW M4 GT4でブランパンGTシリーズ・アジアにフル参戦する。
また2014年以降コラボレーションスポンサーとして手を組んできたBMWジャパンは、ブランパンGTシリーズ・アジアでもスポンサーシップを継続する。
市販車ベースの車両とアマチュアドライバーが参戦可能なレースであるFIA GT4は、すでにヨーロッパやアメリカ、オーストラリア等でGT3カテゴリーに迫る人気を博す状況にある。BMWモータースポーツはBMW M4をベースとしたBMW M4 GT4を開発し、今年はヨーロッパを中心としたGT4カテゴリーに参戦を予定だ。その流れを受けBMW Team Studieも自動車の先進国である日本を代表してブランパンGTアジア・シリーズに参戦することを決断したという。
BMW Team Studieチーム代表兼監督を務める鈴木康昭は次のように語った。
「スタディは2008年から10年間スーパーGTシリーズに参戦してまいりました。2014年はBMWジャパンとスポンサーシップを締結することができた10年の中で最も良い思い出のひとつであります。2018年からチームはブランパンGTシリーズ・アジア参戦という新たなチャレンジに挑戦します」
「新しいシリーズへの参戦を決定した理由は2つあります。それはアジアの中でも自動車先進国として、このGT4カテゴリにトライしていきたいという気持ちがあったこと、そして直感的にMシリーズの中枢であり、フラッグシップに位置するM4 GT4で"レースをやりたい"という気持ちが湧き上がったからでした」
「初めて参戦するシリーズなので正直行ってみないとわからないことだらけだと思います。最新のBMW M4 GT4でレースできる日が楽しみです」
2018年BMW Team Studieのドライバーラインアップとして選ばれたのは、全日本GT選手権やスーパー耐久への参戦経験があるベテランドライバーの木下隆之と砂子塾長、そして浦田健とイーヴァン・チンだ。なお、ブランパンGTシリーズのGT4クラスに参戦できるのはアマチュアドライバーのみであるため、昨年までスーパーGTで起用していた荒聖治とヨルグ・ミューラーを今季も続投させることはできなかったという。
木下は「大きなプロジェクトに呼んでいただいて、本当に感謝しています。事の重大さにいまさらながら気づきました。ファンの方々も応援してほしい」とコメント。10年ぶりのレース復帰となる砂子は「2008年に引退して以来のレース活動になりますが、自分自身に一番期待している自分がいます。新人ドライバーのように熱いレースをみせたい」と語った。
またドライバーたちによるBMW M4 GT4のアンベイルが行われた。BMW M4 GT4は2017年スーパーGTに参戦したBMW M6 GT3とカラーリングのコンセプトが似ており、マシン全体にストライプ模様が入れられている。これは、BMWが1970年代初頭、BMWがモータースポーツ参戦のためのホモロゲーションモデルとして開発したBMW 3.0 CSLに、1976年にフランク・ステラがデザインを施したアートカーにインスパイアされたものだという。
明日より開幕戦の開催地であるマレーシアへの輸送作業に入るBMW M4 GT4を日本で実際に見ることができるのは、6月30日~7月1日に鈴鹿サーキットで開催されるブランパンGTシリーズ・アジア第3ラウンドだ。また7月21~22日にも富士スピードウェイで第4戦が開催される。
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