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”鉄人”菅原義正の挑戦は続く。モナコからダカール目指す、アフリカエコレースに参戦

長らくHINO TEAM SUGAWARAでダカールラリーを戦った菅原義正。2020年からは新たな挑戦として、アフリカエコレースに参戦する。

Yoshimasa Sugawara, Hino Team Sugawara

Yoshimasa Sugawara, Hino Team Sugawara

A.S.O.

 ダカールラリーに世界最多36回の連続出場を誇る菅原義正は、2019年大会限りでダカールラリー引退を決め、HINO TEAM SUGAWARAの代表を退いた。しかし、78歳を迎えた菅原の挑戦はまだ終わりではなく、2020年1月5日にスタートするアフリカエコレースに参戦する。

 アフリカエコレースはモナコをスタートし、地中海を渡ってアフリカ大陸に上陸。モロッコから本格的な走行が開始され、セネガルのダカールを目指すというラリーだ。このルートから、有名な”パリダカ”を思い浮かべる方も多いだろう。

 かつてパリダカの愛称で親しまれた”ダカールラリー”は現在、パリもダカールも経由しない地で開催されている。2008年にテロ発生の危険性が高まったとして、ラリーが中止されて以降は南米開催にシフト。2020年は新たにサウジアラビアで開催されることになっている。

 一方、アフリカエコレースは2009年にスタート。「Real Race to Dakar」を標榜している。エコと名前は付いているが、低燃費を競うわけではなく、自然との共存と持続可能性を強く意識しており、ラリー開催による収益を通過地域の環境改善などに充てている。

 菅原はEquip SUGAWARAを設立。ヤマハのサイド・バイ・サイド・ビークルであるYXZ 1000Rで再びサハラ砂漠を走ることとなった。ナビゲーターは、長らくコンビを組む羽村勝美が務める。

 youtubeで参戦発表を行なった菅原は「今までずっとトラックで(ダカールラリーに)出ていたんですけど、2020年からはヤマハのサイド・バイ・サイドで走ります。よろしくお願いします」と、意気込みを語った。

「『アフリカの水を飲んだ者は必ずアフリカに帰ってくる』ということわざがあるんですが、12年ぶりにその通りになりました」

「僕は今まであまりリタイアしたことのない人なんですが、(2018〜19年のダカールラリーで)2年連続でリタイアしています。今回はしっかりとゴールをして、次に続く日本の人たちのための道しるべを作らなくちゃいけないなという気持ちでいます。本当にワクワクしています」

 第12回を迎える2020年のアフリカエコレースは、1月5日にモナコからスタート。1月19日にダカールでゴールを迎える予定となっている。

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