【ダカール】ヒルボネン「結果のためにテクニカルなステージが必要」
X-Raid MINIからダカールラリーに出場しているミッコ・ヒルボネンは、良い結果を残すために”テクニカル”なステージに望みをかけている。










元WRCドライバーのミッコ・ヒルボネンは、X-Raid MINIからダカールラリーに出場しているが、エンジンに小さな問題が生じたこともあって初日、2日目と”WRCに近いスタイル”のステージで、WRCで長年のライバルだったセバスチャン・ローブ(プジョー)に8分もの差をつけられた。
しかしヒルボネンは3日目のオフロード区間で力強い走りを見せ、トップ3を占めたプジョー勢の後ろの4番手につけた。
ヒルボネンは3日目終了後に、「今日は良かった。少しテクニカルで曲がりくねった区間なら、僕たちは他と戦うことができる。曲がりくねっていて、多くのコーナーがあるところで僕はすごくプッシュした」とmotorsport.comに語った。
「それがうまくいったし、ミシェル(ペリン/コ・ドライバー)はナビゲーションが非常に難しい区間で、素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちはとても満足しているよ」
それまでの3日間の戦いを総合して、彼は「(信頼性は)これまで問題ない。このままならいいんだが。ペースについてはもっと改善できるかもしれないが、テクニカルな区間ならそんなに悪くはない」と語った。
「僕はそれを楽しんでいる。実際に少しマシンを滑らせていた時はすごく楽しかった」
「しかし、僕らにとっても簡単には行かないだろう。1日1日を確実に、ナビゲーション側とドライバー側でミスを避けられるように取り組んでいる」
ダカールラリー3日目は、トヨタのドライバーたちが軒並みトラブルに遭遇するというトヨタにとっての”厄日”だったため、当初良いペースを見せていたトヨタ勢がトップ争いから脱落し、プジョーに最も近いライバルがヒルボネンとなった。
ヒルボネンは、トヨタ勢の脱落は彼の目標にはほとんど影響を及ぼさず、プジョーが楽になったとは考えていないと語った。
「最終的には、彼ら(プジョー)にとってもそれほど簡単にはいかないと思う。彼らにも同様に、ナビゲーションや何かに問題が起きるかもしれない。それはわからないが、我々はそれを待たなければならない」
「毎日全開で走り、どうなるか見てみなければ。もちろん、今のように走り続けることができるように願っているし、もしプジョーを捉えることができれば本当に満足できるだろう」
このコメントの通り、ヒルボネンは4日目のステージを2位と好走した。ローブが大きくタイムをロスし、カルロス・サインツSr.(プジョー)もクラッシュによりリタイアしたため、ヒルボネンはシリル・デスプレ、ステファン・ペテランセルのプジョー勢に続き、トップから5分遅れの3番手に浮上している。
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この記事について
シリーズ | Dakar |
イベント | Dakar 2017 |
ドライバー | Mikko Hirvonen |
チーム | X-Raid Team |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |