【ダカール】第11ステージで再び首位のペテランセル。ローブと5分半差
ダカールラリー第11ステージを制したプジョーのペテランセル。トップ3はプジョーが占めている。





金曜日に行われたダカールラリー第11ステージを制したのは、プジョーのステファン・ペテランセルだ。彼は総合2番手でチームメイトのセバスチャン・ローブに5分32秒差をつけ、明日はダカールラリーの終点ブエノスアイレスに向かう。
アルゼンチンのサンフアンからリオクアルト間の11第ステージは、総走行距離754km(内、292kmが計測区間)あり、序盤にダカールラリー最後のオフロード区間を抜け、WRCスタイルの第2ポイントに入り、第2,3ポイントには長いインターバルを挟むという特徴を持つ。
第10ステージでシモン・マルチックとクラッシュしたペテランセルは、事故後ステージに復帰し無事に走行を終えた。その後、主催者からの救済措置によりローブから5分50秒差をつけ首位に立ち、第11ステージを先行した。
第11ステージの序盤では、ペテランセルの3分後にスタートしたローブがギャップを約2分以上も縮め、リエゾンに到着したのはペテランセルの4秒後だった。しかしその後のステージでは、ペテランセルの勢いが増し、最終的にローブが削ったギャップは18秒になった。
明日、彼らはダカールラリーの終点、ブエノスアイレスに向けて総走行距離786km(内、SS区間64km)を走行する。
プジョーの3人目のドライバーであり、現在総合3番手のシリル・デスプレは、第11ステージを首位ペテランセルの7分落ちで走行を終え、最後のステージをペテランセルの32分差で迎える。
トヨタのナニ・ローマはプジョーの上位3人組の後につけ4番手。その後ろのトヨタのジニール・デ・ヴィリエとX-Raid Miniのオーランド・テラノヴァは、約2分差で5番手争いを繰り広げる。
バイク部門ではKTMのサム・サンダーランドがトップを独走中、トラック部門は首位のエドゥアルド・ニコラエフ(カマズ)が2番手のディミトリ・ソトニコフ(カマズ)をさらに引き離し17分差でステージを終え、最終日を迎える。
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Cars standings after Stage 11:
Pos. | Driver/Navigator | Car | Time/Gap |
---|---|---|---|
1 |
| Peugeot | 28h20m16s |
2 |
| Peugeot | +5m32s |
3 |
| Peugeot | +32m54s |
4 |
| Toyota | +1h15m41s |
5 |
| Toyota | +1h49m37s |
6 |
| Mini | +1h51m40s |
7 |
| Mini | +4h12m58s |
8 |
| Peugeot | +4h22m42s |
9 |
| Toyota | +4h39m32s |
10 |
| Mini | +4h50m50s |
この記事について
シリーズ | Dakar |
イベント | Dakar 2017 |
ドライバー | Stéphane Peterhansel , セバスチャン ローブ |
チーム | Peugeot Sport |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |