【ダカール】2位のローブ「ラリー中不運が続いたが良い経験になった」
ダカールラリー2017で2位だったセバスチャン・ローブは、2位の悔しさよりも自身のパフォーマンスに対する満足感の方が強いと語った。









2017年、プジョーのセバスチャン・ローブは自身2度目のダカールラリーに参戦した。彼は12ステージ中の5ステージを制し、2017年オート(4輪)クラスで優勝したチームメイトのステファン・ペテランセルの約5分遅れで2位につけた。
勝利できなかった悔しさと良いパフォーマンスをすることができた満足感、どちらの方が強いかローブに尋ねると、彼は次のように語った。
「満足感の方が強いと思うよ」
「長いレースだったけど、それを2位という良い結果で終えられた。特にプジョーで1-2-3位を占めることができたのは、チームにとって信じられないほどの出来事だ」
「チームのために戦えて本当に嬉しい。確かに僕だけの話だったら勝つ方が嬉しいけど、チームが一丸となって勝つことができたことは本当に刺激的だった」
ペテランセルとの戦いで敗れた理由は運の問題だったとローブは語った。
「(第4ステージの)マシントラブルや(第11ステージで喫した)パンクがあり、僕たちは常々不運だった」
「(第4ステージでは)僕らはマシンで何が起きたのか理解できなかったし、なぜマシンが26分間動かなかったのか、今でも本当の理由はわからない。だって今は普通に動くんだから。ただ本当に運がなかったんだろうね。そのステージで30分も失ってしまったら、取り返すことは難しいよ」
またローブはデビュー・イヤーの2016年と比較すると、コ・ドライバーであるダニエル・エレナと彼のタッグが目覚ましい成長を遂げていたと自賛した。その一方、2017年のラリーは、困難なルート設定が主催者により推し進められていたと語った。
「今年は昨年よりもさらに成長できていたと思う」
「7月のシルクウェイ(ラリー)で僕たちはたくさんのことを学び、以前よりもパワーアップできたと思う」
「ラリーの中盤でWRCステージが行われなかった2017年は複雑なステージが多く、高度なナビゲーション能力を求められたため、僕たちにとっては良いニュースではなかった」
「でも僕たちは最終的に速く走れたから満足しているよ。次回のラリーのための良い布石になった」
ローブ/エレナ組が2回目のダカールラリーで何を得たのか訊いたところ、ローブは次のように話した。
「僕たちが今回のラリーで一番に学んだことはナビゲーションだ。この経験は将来のために役に立つだろう」
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この記事について
シリーズ | Dakar |
イベント | Dakar 2017 |
ドライバー | セバスチャン ローブ |
チーム | Peugeot Sport |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |