【ダカール】3日目:ペテランセルが首位。トヨタは試練の1日
ダカールラリー3日目は、2016年の総合勝者であるステファン・ペテランセルがトップ。総合ではセバスチャン・ローブが首位を堅持している。











ダカールラリー3日目のステージが行われ、プジョーのステファン・ペテランセルがトップに立った。
3日目はアルゼンチンのサン・ミゲル・デ・トゥクマンから、サン・サルバドール・デ・ジュジュイまでの合計512kmを走破するルート。これまでの2日間は標高が低い地域を走行してきたが、この日からはいよいよ高地に入り、まず5000mの山を越えなければならない。そのため、3日目のステージは240kmからなる序盤と、124kmの後半という2セクションに分けて行われた。
28秒のリードを保ってこの日をスタートしたセバスチャン・ローブだったが、彼の優位性はすぐに消えてしまった。序盤のナビゲーションが重要となる区間で、トヨタのナサール・アル-アティヤが速さを発揮し、早々に4分のリードを築いた。
しかし、ペテランセルが徐々にこの差を詰め、前半セクションのフィニッシュ地点では、アル-アティヤに2分差まで近づいてみせる。
後半セクションの序盤、アル-アティヤに試練が襲いかかる。彼はコースを外れたことでホイールを大破。ここからの復帰に時間がかかり、最終的にはトップから2時間以上遅れた最下位に後退してしまった。
アル-アティヤが失速したことで、ペテランセルがこの日のステージでトップに立った。そして総合でもローブがトップを堅持し、42秒差でカルロス・サインツが2番手、ペテランセルが4分18秒遅れで3番手に浮上、プジョー勢が1-2-3体制を築いた。X-Raid Miniのミッコ・ヒルボネンが、トップのローブから9分38秒遅れの4番手につけている。
トヨタにとって3日目は、非常に厳しい1日となった。アル-アティヤのみならず、ナニ・ローマとジニール・デ・ヴィリエもこの日の後半セクションでストップ。ローマはなんとか5番手に踏みとどまったが、ヴィリエは35分のロスがあり、トップ10圏外に落ちてしまった。
Cars standings after Stage 3:
Pos. | Driver/Navigator | Car | Time/Gap |
---|---|---|---|
1 |
| Peugeot | 6h54m56s |
2 |
| Peugeot | +42s |
3 |
| Peugeot | +4m18s |
4 |
| Mini | +9m38s |
5 |
| Toyota | +13m04s |
6 |
| Mini | +15m17s |
7 |
| Peugeot | +15m25s |
8 |
| Mini | +21m29s |
9 |
| Mini | +27m37s |
10 |
| Ford | +33m54s |
【関連ニュース】
ダカール2日目:ローブがトップに返り咲き5度目のステージ優勝
この記事について
シリーズ | Dakar |
イベント | Dakar 2017 |
ドライバー | Giniel de Villiers , Nasser Al-Attiyah , Stéphane Peterhansel |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |