【ダカール】4日目:ローブが後退。デスプレが総合トップに浮上
ダカールラリー4日目はローブが大きくタイムロス、サインツがマシンを転倒させる中、デスプレが先頭に浮上した。













ダカールラリー4日目、プジョーのシリル・デスプレがトップタイムを記録し、前日までの7番手から一気に総合トップに浮上した。
この日のコースはアルゼンチンのサン・サルバドール・デ・ジュジュイから、ボリビアのトゥピツァまでの高地を走るコース。両国国境付近に短い中断区間があるものの、合計416kmのスペシャルステージが存在する非常に厳しい1日である。
前日まで1-2-3位体制を築いていたプジョー勢のトップに立っていたセバスチャン・ローブは、ふたつ目のウェイポイントを通過するのに手間取り、20分をロス。順位を落としてしまう。チームメイトのステファン・ペテランセルも、同様にタイムロスした。
またカルロス・サインツも、このステージ早々に10分の遅れを生じさせてしまう。これにより、デスプレがトップに浮上。トヨタのナニ・ローマを引き離してリードを奪った。
サインツは序盤のタイムロスを補うべくローマを追っていたが、彼はマシンを転倒させてしまい、ストップしてしまう。
これによりデスプレが総合トップに浮上。2番手につけるペテランセルに4分の差を築いた。総合3番手には、この日のステージで2位だったX-Raid Miniのミッコ・ヒルボネンが入ってきた。
ステージ序盤にタイムロスがあったローブは、トップから6分48秒遅れの4番手、ローマは10分30秒遅れの5番手となった。
ヒルボネンのチームメイトであるヤジード・アル-ラジーは、3日目からマシンに不調を訴え、この日の前半区間を終えた段階でラリーからのリタイアを決断した。
またトヨタのジニール・デ・ヴィリエはステージ序盤こそタイムを失ったものの、3日目に燃料ポンプのトラブルで失ったロスを取り戻しつつある。それでも3日目の遅れは大きく、4日目を終了した段階でトップから約44分遅れの7番手となっている。
Cars standings after Stage 4:
Pos. | Driver/Navigator | Car | Time/Gap |
---|---|---|---|
1 |
| Peugeot | 11h33m16s |
2 |
| Peugeot | +4m08s |
3 |
| Mini | +5m04s |
4 |
| Peugeot | +6m48s |
5 |
| Toyota | +10m30s |
6 |
| Mini | +36m35s |
7 |
| Toyota | +43m59s |
8 |
| Mini | +48m37s |
9 |
| Mini | +1h21m20s |
10 |
| Mini | +1h35m50s |
【関連ニュース】
この記事について
シリーズ | Dakar |
イベント | Dakar 2017 |
ドライバー | Carlos Sainz , Cyril Despres , セバスチャン ローブ |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |