【ダカール】5日目:ペテランセルが奪首。ローブが区間首位で急浮上
ダカールラリー5日目はプジョーのセバスチャン・ローブが最速。この日を終え、ステファン・ペテランセルが総合首位に立った。




ダカールラリーの5日目は悪天候のために計測区間が半分に削減されたが、ステファン・ペテランセルとセバスチャン・ローブは、前日までトップだったシリル・デスプレを抜き1-2に浮上。デスプレも3番手をキープし、プジョーがトップ3を独占した。
この日のステージは、ボリビアのトゥピツァからオルロまでの、447kmが設定されていた。しかし、オルロ周辺が悪天候に見舞われていたため、主催者はフィニッシュラインを中間地点に移動させることにした。
4日目にエンジントラブルに見舞われ、トップから6分以上遅れてしまったセバスチャン・ローブ。しかしこの日は各ウェイポイントでリードを奪い、ステージトップタイムを記録。ペテランセルは序盤のウェイポイントでコースを誤ったが、その後は無難に走り切り、総合ではローブに1分半のリードをキープして1日を終えた。
前日まで首位だったデスプレは、3番目のウェイポイントで10分以上を失い、この日のステージを4位で終えた。5位には2016年のWEC王者で、プジョーのマシンをプライベーターとして操るロマン・デュマが入っている。デュマは総合ではトップから2時間20分以上遅れた10番手につけている。
トヨタ勢で唯一上位を争うナニ・ローマは、総合4番手に浮上。彼はトップから5分35秒遅れ、3番手のデスプレに41秒差まで接近してきている。
X-Raid Miniのミッコ・ヒルボネンは、ナビゲーションにとって厳しいこの日のステージで30分以上をロスし、トップからの遅れが42分に広がり、ローマにも先行されることになってしまった。
トヨタのジニール・デ・ヴィリエにもナビゲーショントラブルがあり、トップから1時間以上の遅れとなってしまった。
なお、バイク部門ではKTMのサム・サンダーランドが、トラック部門ではジェラルド・デ・ルーイ(イベコ)が、それぞれ総合トップに立っている。
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Cars standings after Stage 5:
Pos. | Driver/Navigator | Car | Time/Gap |
---|---|---|---|
1 |
| Peugeot | 14h02m58s |
2 |
| Peugeot | +1m09s |
3 |
| Peugeot | +4m54s |
4 |
| Toyota | +5m35s |
5 |
| Mini | +42m21s |
6 |
| Mini | +59m55s |
7 |
| Mini | +1h04m49s |
8 |
| Toyota | +1h08m11s |
9 |
| Mini | +1h57m40s |
10 |
| Peugeot | +2h22m17s |
この記事について
シリーズ | Dakar |
イベント | Dakar 2017 |
ドライバー | Cyril Despres , Stéphane Peterhansel , セバスチャン ローブ |
チーム | Peugeot Sport |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |