ダカール8日目:土曜日大ブレーキのペテランセルがステージ首位
ステファン・ペテランセルが、チームメイトであるシリル・デスプレを破り、ダカールラリー8日目のステージを制した。

プジョーのステファン・ペテランセルは、土曜日にサスペンションにダメージを負ったことで大きくタイムロス。首位から陥落し、8日目のステージをスタートした。しかしこの日のペテランセルは速さを見せ、ウユニとトゥピツァ間の498kmを最速で駆け抜けた。ペテランセルにとってこの日の勝利は、今年のダカールラリーで2回目のステージ優勝ということになる。
ペテランセルと同じプジョーから参戦しているシリル・デスプレは、ラリー初日から出遅れ、総合順位でも大きな遅れをとっている。しかしこの8日目にはペテランセルに肉薄。49秒差の2番手で駆け抜けた。
プジョーのふたりに次いで速かったのはトヨタのナサール・アル-アティヤで、総合順位でペテランセルを上回る2番手をキープしている。アル-アティヤはふたつのウェイポイントでは首位だったものの、最終的には2分の遅れとなった。
土曜日に圧倒的なリードを築いて首位に立ったカルロス・サインツは、この8日目を先頭で走ったこともあり、チームメイトのペテランセルから7分遅れでのフィニッシュとなった。しかし依然2番手に対して1時間以上の圧倒的なリードを保っており、今年のダカール制覇に向け、終盤戦に挑むことになる。
なおトラック部門はカマズのエドアルド・ニコラエフ/アイラ・マールデーエフ/ブラッドミア・ルイバコフ組、クアッドバギー部門はイグナシオ・カサレ(ヤマハ)が首位を堅持している。バイク部門はヤマハのエイドリアン・ヴァン・ベヴェレンが首位に立っているが、2番手のケビン・ベナバイズ(ホンダ)との差は僅か22秒である。
なお、月曜日に予定されていたトゥピツァ〜サルタ間のステージは、悪天候によりキャンセルされることになっている。
ダカールラリー8日目終了時点の総合順位 (Car class, top 10):
Pos. | Driver / Co-driver | Car | Time/Gap |
1 |
| Peugeot | 27h4m0s |
2 |
| Toyota | +1h6m37s |
3 |
| Peugeot | +1h13m42s |
4 |
| Toyota | +1h23m0s |
5 |
| Toyota | +1h37m9s |
6 |
| Mini | +2h28m36s |
7 |
| Ford | +2h43m30s |
8 |
![]() | Peugeot | +2h55m42s |
9 |
| Toyota | +4h59m41s |
10 |
| Borgward | +6h34m9s |