アル-アティヤ、性能調整への厳しすぎた批判を謝罪「最初は公正じゃないと感じて……」
トヨタのナッサー・アル-アティヤは、ダカールラリー主催者がステージ5を前にアウディ勢の出力を上げる決断をしたことに対し、厳しく反応したことを謝罪した。
写真:: Toyota Racing
ダカールラリー2023で4輪クラスの総合トップに立つナッサー・アル-アティヤ(トヨタ)は、ライバルであるアウディ勢が受けた性能調整に対する反応が激しすぎたと語った。
FIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)委員会は、ステージ5に先立ちハイブリッド車または電気自動車であるT1.U車両に性能調整を実施した。これによりアウディ『RS Q e-tron E2』は、8kW(11PS)の出力アップを得られることとなった。
アル-アティヤは、ライバルが突然パワーアップしたことに激怒。SNS上でこれを批判し、「レースを早い段階で”殺して”くれてありがとう」と主催者側を強く非難していた。
だが彼は、早い段階でその投稿のコメント部分を削除していた。さらにその後、自身の発言について謝罪。「その場の勢いで反応してしまった」と再投稿している。
「その場の勢いで、FIAの決定に対して厳しく反応してしまった」
「僕は自分のタイトルを正々堂々と守りたいし、最初の瞬間はその決定が公正でないように思えた」
「今は状況をよく理解しているし、以前の投稿を謝罪したい」
彼のコ・ドライバーであるマシュー・ボーメルも、同様の謝罪文を投稿している。
彼らが謝罪した同日に行なわれたステージ6では、アル-アティヤがステージ優勝。一方で、アウディのステファン・ペテランセルとカルロス・サインツSr.が激しいクラッシュを喫してしまった。
ペテランセルはアル-アティヤと激しいバトルを繰り広げ、1分以上のアドバンテージを築いていたが、207km地点でクラッシュ。コ・ドライバーのエドゥアール・ブーランジェは背中を負傷し、空輸による治療が必要となり、リタイアせざるを得なくなった。
その直後、同じ場所でサインツSr.もアクシデントに見舞われ、急勾配でフロントタイヤがもぎ取れてしまうというアクシデントが発生し、アウディに2度目の打撃を与えた。
さらにステージ7では、マティアス・エクストロームにもトラブルが発生したことで、アウディ勢は総合トップ10から姿を消している。
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