ダカールラリー2019:アルアティヤが総合優勝。トヨタに初勝利もたらす
ダカールラリー2019は、ナセール・アルアティヤが総合優勝を達成。トヨタにとっての初勝利をもたらした。
#301 Toyota Gazoo Racing Toyota Hilux: Nasser Al-Attiyah, Matthieu Baumel
Red Bull Content Pool
ダカールラリー2019の競技最終日が行われ、TOYOTA GAZOO Racing サウスアフリカのナセール・アルアティヤが総合優勝を果たした。アルアティヤ個人としては3度目、トヨタにとっては初の栄冠に輝いた。
2018年のダカールをカルロス・サインツ(当時プジョー)に次ぐ総合2位で終えたアルアティヤ。プジョーが撤退した今年のダカールラリーでは、初日から強さを発揮した。
アルアティヤのチームメイトを含めて、ライバルたちは数多くのトラブルに遭遇。トヨタ・ハイラックスを駆る彼のリードは徐々に膨れ上がった。ピスコからペルーの首都、リマに向かう計測112kmの最終ステージを慎重に走り終えたアルアティヤは、総合2位に46分42秒の差をつけて勝利した。
総合2位はX-raid miniのナニ・ローマ。ステージ優勝こそなかったものの、比較的トラブルは少なく、総合優勝を達成した2014年以来のトップ3フィニッシュとなった。
PHスポーツのセバスチャン・ローブは総合3位。プライベーターから参戦したWRC界のレジェンドは、クラス最多のステージ優勝4回を記録したものの、信頼性トラブルやナビゲーションのミスなどで遅れ、アルアティヤに約2時間の差をつけられた。
前年度覇者のサインツは、プジョーからX-raid miniに移籍し連覇を狙ったが、競技3日目に大きくタイムロス。早々に優勝争いから脱落し、最終的に総合12位に終わった。
2輪部門では、KTMのトビー・プライスが優勝。ホンダのライダーたちが優勝争いをリードした今年のラリーだったが、ホアン・バレダがクラッシュで離脱。リッキー・ブラベックはエンジンにトラブルが発生するなど、2001年から続くKTMの連勝を止めることはできなかった。
トラック部門はカマズのエドアルド・ニコラエフ組が、25分36秒差でチームメイトのディミトリー・ソトニコフ組を下し優勝。日野チーム・スガワラの510号車、菅原照仁/羽村勝美組はクラス9位となっている。
総合順位 (Top 10, 4輪):
Pos. | Crew | Car | Time/Gap |
1 | Nasser Al-Attiyah Mathieu Baumel |
Toyota | 34h38m14s |
2 | Nani Roma Alex Haro |
Mini 4x4 | 46m42s |
3 | Sebastien Loeb Daniel Elena |
Peugeot | 1h54m18s |
4 |
Kuba Przygonski Tom Colsoul |
Mini 4x4 | 2h28m31s |
5 | Cyril Despres Jean-Paul Cottret |
Mini Buggy | 2h48m43s |
6 |
Martin Prokop Jan Tomanek |
Ford | 3h19m02s |
7 | Yazeed Al-Rajhi Timo Gottschalk |
Mini 4x4 | 4h30m56s |
8 | Boris Garafulic Filipe Palmeiro |
Mini 4x4 | 7h57m58s |
9 |
Giniel de Villiers Dirk von Zitzewitz |
Toyota | 7h59m16s |
10 | Ronan Chabot Gilles Pillot |
Toyota | 8h09m58s |
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