アロンソ、視界ゼロの中クラッシュも自力で修理し復帰! ペースにも手応え
ダカール・ラリー2日目にアクシデントに見舞われたフェルナンド・アロンソは、砂ぼこりのために視界を失ったことで岩に衝突してしまったと語った。
写真:: Toyota Racing
1月5日(日)にスタートした2020年のダカール・ラリー。最大の注目は何と言ってもトヨタ・ハイラックスを駆る元F1ドライバーのフェルナンド・アロンソだが、2日目にアクシデントに見舞われてしまった。
【動画】マシンを必死に修復するアロンソの姿に感動……2020年ダカール・ラリー2日目ハイライト
アロンソはステージの約160km地点で岩に衝突し、サスペンションにダメージを負った。アロンソはコ・ドライバーのマルク・コマと共に自ら修復作業にあたり、ラリーに復帰したが、結果的にこれで2時間以上をロス。ステージ優勝を果たしたジニエ・デ・ヴィリエ(トヨタ)から2時間34分遅れで、フィニッシュラインを越えた。
当時の状況をアロンソは次のように語った。
「砂ぼこりの中で何かと衝突した。何も見えなかったから、それが何だったかのかさえ分からなかった」
「僕たちは非常に速く走っていて、前を走っていたエリック・ヴァン・ルーン(トヨタ)を捉えた。それから120km地点で僕たちは砂ぼこりの中にいて、何かとぶつかるまで視界がゼロの状態だった」
アロンソとコマは当初救援トラックを待とうとしていたが、チームから無線を通して助けを借りつつ、ダメージを修復することができた。しかしながらアロンソは、ステージ終盤をフロントブレーキなしで乗り切る必要があった。
「救援トラックは通常4〜5時間後にはやってくるから、それを待とうとしていた。でもやがて僕たちは、冷静に分解できるものを分解し始めたんだ」とアロンソは続けた。
「僕たちはチームと連絡を取りながら、進捗を報告していた。そしたらチームがどうすれば修理できるかを教えてくれた」
「その後、僕たちはフロントブレーキなしで運転した。だから慎重に走る必要があったけど、これもひとつの経験だ。無事走りきることができて嬉しい」
初日をクラス11番手で終えていたアロンソは、2日目もクラッシュするまでは上位陣と遜色ないペースで走行していたが、このアクシデントによりクラス47番手まで後退した。首位のオーランド・テラノバ(X-Raid ミニ)からは2時間38分遅れだ。
「全体的には良い1日だったと思う。ペースは良かった」とアロンソは2日目を振り返った。
「僕のペースは少なくともトップ3には入っていたし、ナビゲーションも完璧になっていった。つまり僕たちはパーフェクトな走りができたんだ」
「確かに今日の結果はネガティブなものだけど、全体的には良い気分だ。僕の目標はダカールを完走して、スタートからフィニッシュまで全てを経験することだからね」
#310 Hallspeed Toyota: Fernando Alonso, Marc Coma
Photo by: A.S.O.
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